『プリンセスパンツァー ~三人の姫と空白の大地~』は、DMM GAMESより配信されている注目のRPGゲームアプリ。
ほのぼのした世界観の中、可愛いお姫様たちと共に悪いマモノたちをやっつけるという、DMMが得意とするゆるふわ系ファンタジー作品だ。
配信元ではアクションRPGと銘打たれているが、バトルステージがベルトスクロールアクションであるだけで、それほどアクション性は感じられない。
お姫様の乗る「パンツァー」というファンシーな戦車を強化改造しつつステージクリアを目指す、というのが本作の目的です。
同DMMから配信されているR18ゲーム『プリンセスパンツァー ハートネス』からエッチシーンなどを取り除いたものが本作『プリンセスパンツァー ~三人の姫と空白の大地~』となる。
ストーリー
昔々あるところにとっても仲の良い三つの大国があった。
オルガノン、レシプリン、タービニアという名の三国は、それぞれプリマ・マテリア、クリスティーナ・ジゼル、アレクシア・ヘロンというお姫様たちがいて、彼女たちは手を取り合い、平和に暮らしていたのであった。
しかしある時「空白の大地<ホワイトページ>」と呼ばれる場所から、次々と大量のマモノたちが溢れ出し、国中が大混乱。
そこで姫様たちは連合軍を作り、智恵と力を結集させ、危機を打破するための新兵器「パンツァー」を開発する。その「パンツァー」を運用する連合軍を指揮できる軍人として選び出されたのがあなた(プレイヤー)である。
あなたはお姫様やヒロインユニットたちと力を合わせ、三国に平和を取り戻すために戦うのだ。
ゲームシステム
プレイヤーは「パンツァー」を駆る軍団の指揮官となり、3人のお姫様たちや戦うヒロインユニットたちを編成し、マモノたちに戦いを挑む、というのがゲームの流れ。
とにかく登場するキャラクターたちが全て女の子であり、その数も100人近くいるので、こういった女の子たちが戦う戦闘ものが好きな方にとってはドストライクなゲームだろう。
DMMでは、過去に「艦これ」などの女の子が戦うシリーズをリリースしており、これがかなりの人気を誇っている。そして、その第二弾としてリリースされたのが本作なのであろうが、正式名称までは言えないものの「プリパン」にどことなく・・・・
育成
ステージドロップやガチャなどで女の子を集め、軍団を強化していく必要がある。
女の子には親愛度設定があり、上限まで上げるとデートすることができ、個別シナリオを見ることができるようになる。
どちらかといえば最も重きを置かれているのはこういった女の子たちとの交流イベントの方なので、RPGというよりは、ギャルゲーといった趣きの方が強く出ている。
女の子以外では、戦闘車両「パンツァー」にも豊富に種類やカスタムパーツがあって、自由にカスタマイズすることができる。単に戦力アップを図るだけでなく、お姫様に合わせて可愛い「パンツァー」や、愉快なデザインだったりカッコかったりと思い思いの「パンツァー」を作ることができる。
バトル
やはり『プリンセスパンツァー ~三人の姫と空白の大地~』のメインコンテンツといえば、パンツァーと共に戦うバトル。
バトルはベルトスクロール形式で自動的に画面が進み、敵が押し寄せてくるというものである。編成した軍団員とお姫様の乗る「パンツァー」は、個々の役割や能力に応じて自動的に動き、攻撃をしてくれる。
セミオート状態の中、プレイヤーがやることは以下のアクション。
- 「パンツァー」の砲撃を向ける敵をロックオンするためにタップする
- 前衛でひん死の軍団員をスワイプして「パンツァー」に収容する
- 画面下部のキャラアイコンをタップして固有スキルを発動させる
そして戦闘が進み「SPECIAL ATTACK」のゲージがマックスになると、お姫様のアイコンをタップすることで「SPアタック」を発動することができる。
これは発動までの時間を要するが、敵全体に超強力なダメージを与えることができるので、ボス戦などで活用したいスキルである。
また本作はマルチプレイにも対応しており、4人までの協力プレイを行うこともできる。
この時の「SPアタック」は他プレイヤーとコンボが繋がり、威力をさらに上げることもできるのだ。
プレイした感想
とにかくRPG作品というよりはギャルゲー色の方が圧倒的に強く、登場キャラクターの女の子たちを美麗なグラフィックで可愛く美しく描かれている。
立ち絵だけでなく、メニュー画面やバトル画面で表示されているSDキャラクターたちもたいへん可愛らしく、しかもそれぞれの個性が反映された動きをたくさんを見せてくれる。
100人近い数のヒロインたちは皆とても魅力的なので、ギャルゲー好きなプレイヤーはきっとキャラ集めに熱中してしまうことだろう。
また「パンツァー」のデザインも女の子に合わせてファンシーで可愛らしいデザインの機体やパーツが多く、自由にカスタマイズできるので、こちらの改造もなかなかに楽しめる。
総合評価
繰り返すが、RPGというよりは完全にギャルゲーである。
なのでギャルゲーが苦手という人や、キャラクターに女の子しかいないという点がダメという人には当然オススメできない。ということは逆に、ギャルゲーが好み、可愛い女の子が大好き、という人にはうってつけのゲームということでもある。
正直、操作が簡単すぎるためにゲーム性は薄くなっている。更に、ヒロインイベントが豊富な割にはゲームモードが少なすぎて、すぐにやることがなくなるなど問題点は多いが、ゲームバランスはよくできている。
ちょっとした合間にプレイして、女の子を集め、親愛度を上げてデートを楽しむ、というやり方であれば長くプレイし続けられるだろう。