KEMCOが提供する『RPG エンシェントハンター』は、一流のハンターを目指す王道RPG。ビジュアルはどこか懐かしい感じさえ漂っていますが、もちろん中身もRPGの原点に還ったような作品。
バトルはターン制で進行していきますが、トラップを仕掛けてモンスターを捕獲する要素や、捕獲したモンスターを合成して装備を作成するなど育成面の非常に充実したゲームとなっています。
ゲームレビュー
ストーリー
四方を海で囲まれたワイフ王国では時の王と呼ばれる存在がいたが、古代遺跡の探索中に消息を絶ってしまう。
駆け出しハンターである主人公は王の娘に依頼され、ハロン王を探しだす冒険へと旅立つことになる。
ゲーム概要
『RPG エンシェントハンター』は物語の進行と共に受注していくクエストを達成するために、敵を倒しながらさまざまなダンジョンを探索していくことで進行していきます。
最初に、実際のプレイ画面は次の画像のようになっています。
この画面はダンジョン探索中の画面で、画面上をタップすることでその場所まで移動を行なってくれます。画面下部に表示されているように、宝箱が落ちていることがありますので入手しながら先へ進んでいきましょう。
この他、画面右側に薄く表示されているアイコンがショートカットアイコンで、ここからマップを確認したり、セーブを行ったり、装備の変更などを行うことができます。
移動を行っていると敵とエンカウントすることがあり、バトル画面へと移行。このエンカウント方式も初期のRPGっぽくていいですね。
バトルはコマンド制で進行しますが、画面上部の赤いライン上に行動順が表示されていて、左に近いものから順にコマンドを入力していくことになります。ここでは画面右上に表示されているファインというキャラクターの行動順が回ってきたところですが、画面右側のリストからいずれかを戦闘して行動を行います。
よくあるRPGのコマンドと同じように、防御やアイテム、スキル、攻撃などがありますので最適なものを選択していきましょう。
画面右上にあるENとかかれたゲージがエネルギーゲージで、これを消費して様々なスキルを発動することが可能です。
この画面はスキル発動中の画面で、派手なエフェクトと共に強力な攻撃を行っているところです。スキルの中にはダメージを与えるもの以外にも、味方のHPを回復するものやバフ・デバフ効果を持つものなど様々ですので状況に応じて使い分けていきましょう。
また、エネルギーゲージは行動を行う度に少しずつ回復していきますので、どんどんスキルを発動していける点もこのゲームの醍醐味となっています。
次に、キャラクターのステータス画面はこちらです。
画面左下には仲間の一覧が表示されていますので、ここをタップするとそのキャラクターの情報が表示されます。画面左下に詳細ステータスが表示されますので、ここで攻撃力や体力、防御力を確認することが可能となっています。
画面右上のスキルをタップすると次のような画面へ移動します。
画面右側にはセットしているスキルの一覧が表示されていますが、それぞれをタップすると画面上部に詳細情報が表示されます。また、スキルはダンジョンの宝箱などで入手することが可能で、それぞれのキャラクターに好きなスキルをセットすることができますので、長所を生かしたスキルを配置していきましょう。
総合評価
『RPG エンシェントハンター』はスーパーファミコンのような16bitドット絵RPGで、コマンド制のバトルで敵を倒しながらダンジョンを探索していくことで物語を楽しめるゲームとなっています。
スキル発動に必要なエネルギーも戦闘中に溜まっていく仕様ですので、どんどん使用できるほか、好きなスキルの組み合わせをセットして自分だけのキャラクターを作成する楽しみも味わえます。全体を通して昔ながらのシステムを使いつつも、スキルは現代ゲームっぽい仕様というちょっとアンバランスな感じですが、これはこれでゲームの味という事でしょうね。
全体を通して世界観もしっかりとしていますので、総合評価としては100点満点中80点くらいです。
今回ご紹介しているのは無料版ですが、プレミアム版(Android:864円/iOS:840円)も販売されています。無料版との違いは、広告が無いという点と、初期から1000ANP貰えるという点。途中までプレイして面白いと思えば購入してみても良いかもしれないですね。
口コミと評判
無料版もプレミアム版も共に高評価ですが、ケムコファンの間では意見が分かれているようです。
賛否両論といったところですが、8割近くのユーザーが★4以上の評価をしているので、これまでのケムコゲームの歩みを考慮しなければかなり面白いRPGという事なのかな。これだけ古風なRPGが3D描写当たり前のゲーム業界で人気が出る事自体凄いですけどね。