21g. が提供する「SPACE FARMER TOM 〜火星移住プロジェクト〜」は、宇宙の農業員トムとなって火星を開拓していく街育成ゲームです。
物語のテーマに沿った通り、宇宙開拓をおこなっていきますが、従業員を雇ったり地底を掘っていったり、時には宇宙人と遭遇したりと様々な要素が詰め込まれているので楽しくてやり応えのあるゲームです。
ストーリー
2060年という近未来がこの物語の舞台となっていて、そこではAIが非常に発展して人間の作業をすべてロボットが行うことを実現できています。
また身体や臓器の再生機能も研究がなされ、人間は不死の身体を手に入れることになります。
そんな中、地球温暖化によって自然災害が起こり地球に住めなくなった人間が他の星へと移住をするために火星を探索するというストーリーです。
公式のアプリ紹介
これは、西暦2060年の話です。まず、今まで起きた科学的事件を説明いたします。
2020年
仮想現実が大衆化され、関連技術の発展が急速に行われた。
2025年
“仮想現実による会社出勤制度が普遍化され、バーチャルリアリティゲームやポルノ中毒者などの問題が深刻になった。”
2030年
“人工知能(AI)が人間の知能を遥かに超え、産業界ではロボットが活動するようになった。”
“人間の脳とコンピュータを繋げ、思考をデータ化して送信し、全ての作業ができるようにした。”
2035年
“月面と火星に宇宙基地を建設し、南極観測基地のように研究所を建てた。””全世界が一つになり、思考送受信機を通じたコミュニケーションにより、言語が完全になくなった。”
2040年
“身体の一部及び全ての臓器を再生し、移植可能になった。””もう人間は死ななくなり、身体も思い通りに改造でき、外見至上主義は完全になくなった。”
2045年
“死と病気への恐怖心がなくなった人間は、うつ病にかかってしまった。””中国人の宇宙飛行士が宇宙人を発見したが、人類より遥かに低い科学技術を持っていたので、コミュニケーションが通じなかった。”
2050年
“睡眠の時に記憶を同期化し、いつでも記憶をセーブ・ロードできるようになった。”事故で死にいたった人でも、昨日の自分をいつでも蘇らせる。”果てのない人生に飽きてしまった人間は、自分だけの仮想空間をつくったり、何百年の長い眠りに落ちたりした。”
2055年
“地球温暖化による自然災害が起こり、ほとんどの国は海の中へと沈んでしまった。””宇宙人と人間とのコミュニケーションが可能になり、宇宙旅行が普遍化された。”
2060年
“地球は死を征服した人間にあふれ、その結果、食料・土地・水などの資源が足りなくなった。”いくら科学の発展が凄まじいとはいえ、自然には逆らえない。地球はもう…人間にとって住みやすい星じゃなくなった。
そこで…
人類は、あえて科学の力で正解を探そうとしている。”地球ではない、他の星へと移住をするため、食料と資源を探しに旅立つ。”最高の科学者と最高の農業員とともに!!
不毛の地である火星で食料を生産し、資源を採集して、第2の故郷にしよう!地球の未来は、あなたに手に!!
ゲームシステム
SPACE FARMER TOM 〜火星移住プロジェクト〜は時間とともに生産される素材を消費して基地をどんどん豪華にしていく形で進行していきます。
素材のなかにも売却してお金を入手するための農作物や施設を強化するための鉱石など用意されているので、どこに重点を置いて生産していくかなどプレイヤー毎に差が出てくる点も面白いです。
最初に、実際のプレイ画面は次の画像のようになっています。
上の画像が基地を表していて、下が探索画面となっています。
基地には水の発生器や空気清浄機などが置かれているので、探索で鉱石を集めてグレードアップしていくことで出来ることがどんどん増えていくゲームとなっています。
基地の下部では従業員が畑を耕して農作物を時間経過で生産してくれますので、ショップなどで売却してお金を入手することも出来るようになっています。
鉱石は一定数あつめると上位版の鉱石へと合成することも可能ですので必要な資源を集めるためにどんどん探索を行なっていきましょう。
ただし、注意点として倉庫の容量は農作物と鉱石両方で使用するのであまりにも無駄なものを作りすぎてしまうとすぐに倉庫が満タンになってしまうので、どのタイミングで何が必要かを考えながら進めて行かなければなりません。
もちろん放置系ゲームですのでアプリを起動していないときにも素材を得られますが、すぐに倉庫が埋まってしまうのでこまめなログインが必要になります。
次に、宇宙探索画面はこちらです。
宇宙探索では画面の上部から降ってくる隕石をタイミングよくタップしていくミニゲームが搭載されていて、まるでリズムゲームのような感覚でポチポチとプレイすることになります。
隕石をタップすればするほど豪華な報酬となり、下の画像で表示されているような普段では入手できない鉱石や大量のお金を入手することが出来るようになっています。
ただ、宇宙探索を再度行うまで一定時間待たなければ行けませんので一日に何度もプレイすることは出来ないようになっています。
最後に、研究画面はこちらです。
研究のレベルを向上させると、かなり便利なスキルを習得することが出来ますが、強化には大量のお金が必要になります。
自身の施設アップグレードに用いるか、研究スキルに費やすかはプレイヤー次第ですので効率良く進めていける方法を考えながらプレイする楽しみも味わえるようになっています。
総合評価
火星を舞台に放置系の街育成ゲームとして進行していきますが、素材を時間の経過やタップで入手する度にどんどん施設が豪華になっていく楽しみを味わえます。
人を雇って素材を発掘したり生産を行うことになりますが、素材の格納庫がすぐにいっぱいになってしまうので放置系の良さは少し失われているように思いました。
また、デザインも独特のタッチで描かれていると言えば良い風に感じられるかもしれませんが、SFをテーマにしている割にはチープに描かれているのでそこも少し残念な点です。
ストーリーはしっかりと設定されているので、もう少しデザインやシステムを頑張って欲しかったというところが正直な感想です。