スマートフォン向けアプリ「信長の野望」シリーズ最新作となる『信長の野望 201X』はコーエーテクモゲームスが提供する、201X年の現代を舞台にしたRPGです。

３×３のフォーメーションが戦略の鍵を握り、簡単スライド操作で敵を攻撃、さらには現代兵器も使用できるなど新要素満載となっています。

「信長の野望」シリーズファンにとっては少々受け入れがたい時代設定かもしれませんが、プレイしてみるとこれはこれでアリ！というゲームに仕上がっているので、是非トライしてみて下さい！

ストーリー

京都に突如として空いた穴からは、異形の「幽魔」と呼ばれる存在が溢れだし、周辺地域へ次々と侵攻していきました。

陰陽師の末裔である主人公は、京都の奪還と全国各地に点在する魔境の解放をするために立ち上がることになります。

ゲームシステム

『信長の野望 201X』では武将をスカウトしながら強い部隊を編成し、幽魔によって占領された地を次々に解放していきます。

「信長の野望」シリーズは、多くがアクションゲームやシミュレーションゲームなのですが、今作はパズル要素を融合させた、パズルRPGゲームとなっています。

バトル操作

実際の戦闘画面は次の画像です。

画面上部には敵が表示されていて、各幽魔の上のゲージが残りのHPを表しています。

一方、画面下には３×３のマス上に武将の顔が表示されていますが、このマスを移動させてから画面最下部中央の実行ボタンを押すことで攻撃を開始します。

マスの移動は行毎、列毎に行いますので、任意の場所へ武将を移動させるにはパズル要素を含んでいますので少し考えなければなりません。

例えば、マス左上の女性武将を右上に移動しようとすると、一番上の行を右に２回移動すれば良いですが、同じ列にいる武将も同時に移動しますので、元々中央にいた男の武将は最終的に一周して左に移動することになります。

一度マスを動かすと、画面中央のTimeゲージが減少し始めますので、ゲージが無くなる前に移動を完了させなければいけません。この辺はパズルゲームの要領ですね。

縦方向と横方向の移動を繰り返しながら、時間内に自分の好きな位置に移動させるにはある程度の反復練習が必要になりますので、プレイしながら腕を磨きましょう。

画面上のマークについては、青い星で書かれたマスに武将を置くとスキルの発動が可能で、逆に赤いマスは幽魔から強い攻撃を受ける場所であることを表します。

基本的に敵からの攻撃は各列の先頭の武将が受けることになりますので、体力の多い武将を前に配置して打たれ弱い武将を守る布陣を展開することがポイントです。

また、各武将右下に書いている数字が現代兵器の装填カウンタで、この画面では中央の男性武将に表示されています。こちらはターンの経過と共に溜まっていきますが、100まで溜まると非常に強力な現代兵器を使用した攻撃を行えますので、ここぞというときに使用しましょう

武将

武将はステージの攻略でも手に入りますが、より強力な武将が欲しい場合にはスカウトガチャを引きましょう。そのガチャの画面はこちらです。

スカウトガチャは「貴石」というアイテムを２０消費して１回引くことが出来ます。

ただし、星３以上のレアリティをもつ武将が出る確率は公式の発表では20%程度ですので、出きるだけ星３以上が確定する１０連ガチャを引くことをお勧めします。

ここでスカウトできる武将はステータス、スキルともに非常に強力なものが多いので、レアリティの高い武将を手に入れた際には大切に育てましょう。

次の画像は武将のステータス画面です。

ここではステータスや職業、所持スキルを確認できる他に現代兵器の装備や武器、防具の変更が行えます。

画面中央の「警戒」と書かれている名前は武将によって技名はことなりますが、これから先のレベルアップで解放されていくパッシブスキルを見ることができますので、育成させるかどうか迷った際にはこちらを確認しましょう。

最後に、この武将のスキルを表示させたものがこちらです。

バトル中、青い星マークの上に配置すると発動するスキルの説明が書かれています。
各武将の特性を生かすためにも、部隊に配置している武将スキルは確認しておくようにしましょう。

総合評価

2次元で描かれたグラフィックは非常に綺麗で、背景が近代的であるにも関わらず戦国武将たちのデザインとマッチしている所が凄いです。

幽魔たちも奇妙なオーラをまとっていたり、豪華な鎧を着ていたりと個性のあるものが多く、迫力のあるデザインになっていると感じました。

３×３のマスを上下にスライドさせるだけの簡単操作ですが、兵種によって攻撃できる位置が異なったり、各列の先頭は敵からの攻撃をうけるため防御の高い武将を前にするなどの戦略が非常に奥深いと思いました。

現代兵器は非常に強力で、エフェクトもすごいので爽快感が得られます。

総合評価としては戦闘システムの奥深さを加味して100点満点中70点です。