@nifty不動産 11社ポータルサイトの一括検索

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不動産, 生活

プレイレビュー

投稿日:2016年02月25日

投稿者:bunbun

大手不動産ポータルサイト11社に掲載されている賃貸物件情報を一括して検索することが出来るという@niftyの不動産賃貸アプリのご紹介です。

11ものポータルサイトに掲載されている不動産情報が全て集約されているので、@niftyに掲載されている物件情報の数は1,656万件にも上ります。

ここで物件が見つからなければ他では絶対に見つからない!

そんな@nifty不動産アプリの評価と使い方についてご紹介していきます。

ダウンロード

@nifty不動産アプリはGooglePlay及びAppStoreで配信されており、ダウンロード及びサービスの利用は全て無料となっています。OSはAndroid 4.0.3以降、iOS 7.0以降に対応。

自己紹介

このレビューを担当するブンブンと申します。

アプリをご紹介するにあたり、いろいろと不動産関係者かのような台詞を吐くと思いますので、私の自己紹介を簡単にさせて頂きます。

私は2015年まで不動産会社に勤務していた経歴を持ちます。

不動産業界には合計5年間務めており、最初の2年半は営業マンとして実績を積み、その後1年半は店長として店舗運営に携わり、最後の1年間はとある不動産会社に引き抜いて頂き、賃貸事業部において管理職の責務を担っておりました。

いずれも地方で営業している不動産会社ではなく、全国展開している大手不動産会社に務めておりましたので、各種様々なポータルサイトに物件を多数掲載していた経験があり、ユーザー目線というよりは不動産会社目線でこれまでポータルサイトを見てきました。

現在は不動産業界から離れ、本サイト「アプリサーチ」の運営に携わっております。

そんな私ですが、今回はユーザー目線でレビューさせて頂きたいと思います!

ニフティ不動産のおすすめポイント!

@nifty不動産は元々15社の不動産サイトの賃貸情報を転載しているポータルサイトなのですが、アプリでは11社の賃貸ポータルサイトに掲載されている賃貸情報を転載しています。

情報元となる11社は以下の不動産会社サイト。

at home / SUUMO / CHINTAI / HOME’S / マイナビ賃貸 / アパマンショップ / 不動産なび / HOME ADPARK / ピタットハウス / いい部屋ネット / スモッカ

ポータルサイトと不動産会社独自のサイトが混合していますが、いずれも全国の賃貸情報を取り扱っている大手賃貸サイトばかりで、情報量という点に関しては単一ポータルサイトと比べても雲泥の差となっています。

勿論、同じ物件がいくつも掲載されているはずなので、1,656万件という数字だけでは図れない部分もありますが、それでもこの数字は驚くべき数字ですよね。

そもそも単一ポータルサイトで最も情報掲載量が多いといわれているHOME’Sでさえ745万件(2016年2月現在)なので、@nifty不動産アプリの情報量がどれだけ多いかという事が分かると思います。

ただし、あまりにも情報量が膨大になりすぎると、賃貸に関する知識が薄い方にとっては逆に混乱を招く結果にもなりかねませんので、混乱しないためにも検索機能をフル活用して絞り込んでいきましょう!

物件検索

@nifty不動産はこれだけ情報量が多いので、あなたの情報過多による混乱を防ぐために、ポータルサイトの注意点をいくつかご紹介しておきます。

まず大前提として、これは@niftyが悪いわけでも各社ポータルサイトが悪いわけでもありませんし、物件情報を掲載している不動産会社が必ずしも悪いわけではありませんが、掲載されている物件のうち1割は既に申し込みが入っていると思ったほうが良いかもしれません。

掲載されている=募集中とは限らないのです。

理由としては、物件情報の更新は最低でも1週間に1回と各社ポータルサイトの規約で定められているはずですが、掲載した翌日にその物件に申し込みが入る可能性は十分にあるからです。

私が不動産営業マンとして勤務していた時にも、お客様より「埋まった時点で掲載おとしてくれないと困るよ」とよく言われていましたが、それは無理です。

最大の理由としては、申し込みが入ったからといって審査が落ちる場合もありますし、申し込みがキャンセルになる場合もあります。完全に契約に至っていないのにその都度掲載から落としていたら、その確認と作業だけで簡単に1日潰れてしまうでしょう。

その現状を理解しているからこそ、各社ポータルサイトも毎日更新ではなく、1週間に1回という更新義務を設けているのです。

これは一部の不動産会社のお話にはなりますが、中には1週間に1回の更新さえ怠る不動産会社もいるので、各社が持ち寄って掲載されているポータルサイトでは常にクリアな状態で物件を掲載することは難しいのです

掲載=空室というイメージは捨て、気になった物件はその都度問い合わせをするようにしましょう。

賃貸検索

まずアプリを起動すると、このような画面が表示されます。

他の賃貸ポータルアプリでは、最初に検索メニューなどが表示されますが、@nifty不動産では最初から物件情報一覧が表示されます。

勿論、約1,656万件の中から探すのはあまりにも困難なので、画面右下の検索ボタンを押し、条件を絞り込んでいきます。

検索で絞り込む事が出来る条件は以下の項目です。

  • 賃料
  • 地域(駅・通勤通学時間・市区町村)
  • 駅からの時間
  • 間取り・広さ・築年数
  • 物件タイプ
  • フロア
  • こだわり条件(52のチェックボックスから選択)

この検索機能だけを見ても、他のポータルサイトを比較してもかなりシンプルなものとなっています。恐らく物件情報が多過ぎるので、その他の機能をシンプルにすることで全体的な簡素化を図っているのだと思います。

元々掲載されている物件数が多いだけに、ここでは出来る限り細かく条件をして、物件を絞り込んだ方が良いかもしれませんね。

特に、「地域」の検索方法次第で検索該当件数も大きく変わると思いますので、ここでは地域の検索方法についてのみご紹介します。

地域

地域を絞る場合は、まずお探しになる都道府県を選択して、場所選択方法を決めます。

ここは他のポータルサイトと全く同じ検索メニューですね。

電車を使って通勤・通学する方、もしくは特定の駅周辺で賃貸をお探しの方は「駅から検索」

住む場所には拘らないけど、通勤・通学時間には拘りたいという方は「時間から選択」

車や自転車で通勤・通学するので、駅の近くでなくとも特定エリアで構わないという方であれば「市区町村から選択」という感じになります。

物件詳細

検索条件を指定し、検索ボタンを押せば指定条件に該当する物件情報が一覧表示されます。

画面上部にヒットした物件の数が表示されていますので、出来ればここは100件未満になるまで条件を絞りたいところですね。

一覧の中から気に入った物件があれば、物件をタップして詳細を確認します。

他のポータルサイトからの転載ですが、@nifty独自表示になっているので、システム上少し見難い部分もあるかもしれませんね。

画面をこの物件詳細ページの最下部までスライドさせると、メール問い合わせと電話問い合わせが表示されています。

「今すぐお問い合わせ」と最下部の「問い合わせる」はどちらもメールでの問い合わせとなります。電話で問合せたい場合は、赤枠で囲っている電話番号をコピーして電話する方法しかありません。

通常、電話で問い合わせするためのショートカットが用意されていますが、@nifty不動産は他のポータルサイトからの転載情報であるせいか、電話のみショートカットが用意されていません。

電話番号をメモるなどして問合せるようにしましょう。

お知らせ機能

新着で上がってきた情報をすぐに知りたい場合は、お知らせ機能を使ってアプリから通知を出すことが可能です。

検索後、一覧表示されている画面の上部にベルのマークが表示されていると思います。

ここをタップすると、今回検索した条件に該当する物件情報が新着で掲載された時に通知されるようになります。

便利な機能だと思いますので、是非活用して素敵なお部屋を探しましょう!

総合評価

これは不動産会社にいた私の個人的な意見なのですが、「物件情報が多いという事は顧客にとって諸刃の剣になりうる」と思っています。

これは@nifty不動産を否定しているわけではなく、今までに見てきたお客様の傾向を見た上での意見です。

ネット検索に没頭するあまり、多くの物件情報を目にし、今まで見た物件の良いトコ取りを頭の中でしてしまうという傾向にあります。

物件にはメリット・デメリットがあるのは当然ですが、そのメリットばかりに気が取られるあまりに、そのお客様の中で相場を無視した条件が確立されてしまうのです。

これは一例ですが、ネットで物件情報検索に力を入れるあまりに、わがままなお客様に変貌したお客様との会話です。

A「あの物件にはウォークインクローゼット(W-CL)があったのに、同じ家賃でなんでW-CLがある物件を紹介してもらえないんですか?」

ブン2「あの物件は大規模なリノベーションをして、和室の押入れをW-CLに変えたので安い家賃でW-CLがついていたんです。その代わりに、あの物件は建物自体古いのでエレベーター無しでしたよね?エレベーター(EV)が無いから家賃が安くなっているんですよ。」

A「出来ればEV付きで、同じような物件を紹介して欲しいのですが・・・?」

ブン2「現状そのようなリノベ物件は市場に出ていません。そもそもリノベしたからといってW-CLが付いているわけではありませんし、EV付きの建物はあの物件のような思い切ったリノベーションをやりませんよ。」

A「じゃぁ、築浅マンションで良いのでW-CLのついた物件を紹介してください」

ブン2「築浅でEV付き、しかもW-CLもあるとなると、お客様のご予算を上げる必要がありますが、それは大丈夫ですか?」

A「それは無理です。」

ブン2「・・・・・・・」

A「私が見たネットではいくつかそういう物件ありましたよ!」

このお客様が言っている「ネットで見た」というのは、ネットで見たいくつかの物件の良いトコ取りをした結果の話なのです。その証拠に、ネットでいくら探しても、お客様の予算内でそのような夢の物件は1つもありませんでした。

このようなお客様は完全に市場性を失っており、相場から逸脱した物件探しを始めます。

自分で言うのも気持ち悪いですが、私は比較的良心的な営業をする営業マンだったと思いますが、先入観で”不動産屋は自分の都合が良いように話を持っていく”と一方的に判断し、私の言葉を受け入れようとせず、結局どこにもない理想像をネットから収集してきた自分に都合の良い情報から作り上げてしまっているのです。

症状が深刻なお客様に関しては、一度帰って頂き、それ以降相手にしません。
もし軽度の症状であれば、その場でネットを見せながらしっかり説明して、お客様の考え方がまずい方向に向かっていると説明していました。

これがネット検索のやりすぎではなく、物件の見学を何十件とやりすぎて症状が悪化した方であれば、もう手のつけようがなくなります。

B「あの物件はエアコンが2基ついてたが、リビングの向きが北だったからダメ。さっきの物件は南向きでよかったけど、エアコンが無かったから無理です。南向きでエアコン2基ついている物件ないですか?」

ブン2「ありません。そもそも、あの物件は北向きなので客付が悪いので、それを補うためにオーナーが自腹でエアコン2基設置しているんです。南向きであれば客付もよくなるので、そこまでやるオーナーさんはいませんよ。」

B「エアコン購入代もバカにならないので、南向きのエアコン2基付き物件を探して下さい。」

私「経験上、エアコン2基付いている物件は必ず日当たりが悪い物件です。日当たりが悪くても受け入れるのであれば探します。」

B「私は客ですよ!探してください。」

私「だから、無いものを探せという無理難題を受け入れることは出来ません。もし私の言葉が信用できないのであれば、他の不動産屋さんでも同じ事を聞いてみてください。私から言えるのは、元々拘っていた南向きの物件の中から1件選び、その物件のオーナーとエアコン1基設置の交渉をしてみますとしかいえません。」

B「じゃぁ、わかりました。他の不動産会社に行きます。あなたには頼りません。」

その翌日お客様から電話があり、1日かけて不動産2社を回り、10件近くの物件の見学をしたが、結局南向きでエアコン2基の物件が見つからず時間を無駄にして疲弊した結果、最初からその現状を予見していた私のところで最終判断をしたいと連絡がありました。

私の突き放し方を悪と捉える方もいらっしゃると思いますが、お客様が納得するまで延々と物件を見学させる営業マンの方が私は余程悪だと思っています。

このBさんは1日使って「妥協しなくてはならないと思いました」と言っていましたが、そもそも妥協という考え方自体が間違っています。

私の立場から言わせてもらえば「妥協ではなく市場に合っていないお客様の条件を正した」に過ぎません。

長くなりましたが、この悪い実例から汲み取って欲しいことがあります。

物件にはメリット・デメリットが必ずああります。
ネットで条件を絞って検索すれば自分の条件に合う物件が数件しかないのは明確なのに、延々とネットで物件を探した結果、既に埋まってしまっている人気物件や、初期費用が高い反面家賃が安い優良物件と比較してしまい、完全に方向性を見失ってしまうという実例がいくつもあります。

様々な物件をネットでしっかり確認した上でお店に出向くことは大切ですが、見るHPを間違ったり、過度に物件情報を見てしまうと、必ず物件探しは難航します。

ネットで物件を検索すること自体は悪いと思いませんし、@nifty不動産のように物件情報がありすぎるアプリが悪いとも思いませんが、情報過多による落とし穴には十分にお気をつけ下さい。

投稿名:@nifty不動産 11社ポータルサイトの一括検索 |カテゴリ:不動産|投稿者:|投稿日:2月25日

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