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プレイレビュー

投稿日:2016年08月30日

投稿者:船長

言わずと知れた国民的ボードゲームのスマートフォン版。プレイヤーはすごろくで全国各地を回り、物件を買いながら、日本一の大社長を目指すといったお馴染みの内容となっている。このシリーズのおかげで日本地理の成績がやたら良かったという人もいるだろう。たくさんの思い出が詰まったタイトルである。

最大4人対戦が可能だが、オンライン対戦などはなく、対人戦はスマートフォンを手渡しして行うという、ゲームボーイ世代にはなんとも懐かしい仕様だ。

また今回取り上げる無料版はプレイ年数がたった「1年」しかなく、ほとんどゲームが展開することなくあっさり終わってしまうだろう。

課金して「完全版」にすれば、プレイ年数は「20年」へと増加する。

ストーリー

特に物語は用意されておらず、いつもと同じくプレイヤーは鉄道会社の社長となって、設定された目的を目指し、サイコロを振って日本各地を回り、各地の物件を買い取り、資産を増やしていく。

最速で目的地に着くと多額の報酬を貰うことができるが、その時点で最も目的地から遠くにいたプレイヤーに貧乏神が憑いてしまう。

目的地への進行、貧乏神のなすりつけ合い、物件の購入や売却、などといった様々な駆け引きを繰り広げつつ、設定年数の中で最も多額の資産を手にしたプレイヤーが勝利となるのだ。

ゲームシステム

本作では最大4人対戦となる。まずはプレイヤーとCPUの数、使用キャラクターと名前などを決めていこう。

無料版では1年モードでしか遊ぶことはできない。

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最初の目的地が決定したら、順番にサイコロを振って進んでいくことになる。

期間が1年しかないと、あっという間にゲームは終わってしまうので、とにかく目的地にいち早く辿り着くことが勝利に不可欠となる。

物件などどうでもいいので、とにかく先を急ごう。何の説明もなく、手元にはこっそり特急カードが用意されているので、惜しみなく使っていこう。

また道中はとにかく黄色のカードが貰えるマスに止まる方がいい。この超短期決戦では、サイコロを増やせるカードを多く持っていた方が勝率が上がる。

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無事、誰よりも早く目的地に辿り着ければ、多額の資金を獲得することができる。

貧乏神が憑いてしまった場合は、さっさと近くにいる他の社長になすりつけてしまおう。通り過ぎるだけで憑く相手はチェンジするので、ここでもサイコロを増やすカードは重宝する。

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獲得した資金を使って、早速ゴールマスの物件を買い漁ってしまおう。

そしてまた新しいゴールを目指すのだ。

道中、貧乏神をつけられないように気を付けつつ進んでいこう。

恐ろしい貧乏神は、お金をマイナスするだけでなく、目的地から遠ざかったり、物件やカードを勝手に安く売り捌いたりと、はた迷惑なことしかしてこない。絶対に憑かれないようにしよう。

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グラフィックやBGM

グラフィックや音楽などは、これまでの「桃鉄」そのまんまで、取り立てて目新しいところも、評価できるところもない。

無料版の1年では全国を回ることすら難しいので、毎度愉快で楽しい背景などを堪能することもできないのがちょっと悲しい。

総合評価

この愛すべきシリーズも、残念ながら現在は監督のさくまあきら氏と販売元のコナミの間でトラブルが続き、続編は作られなくなってしまった。もはやシリーズのファンは、現在リリースされている作品を噛みしめるように遊ぶしかない。

トラブルの理由も、本作をプレイしてみると何となくわかってしまうかも。例えばゲーム開始直後から「急行周遊カード」を持っていたり、課金してもたった「20年」しか遊べないという点などがまず目についてしまう。

こうした状況により、ゲームはあまりに目まぐるしく展開するし、物件よりもカード集めが重要という状況になってしまい、本来の面白さが消え失せてしまうのだ。

とにかく様々な部分が全て「桃鉄」の良いところ面白いところをわざわざ削り取っているようにしか思えない設計なのが残念。人によっては「これは桃鉄ではない」とすら思うかもしれない。これには怒りすら覚える人もいるかも。

……実は課金してもこのプレイ年数くらいしか変更点はないので、スマートフォンで「桃鉄」の雰囲気を味わいたいというくらいであるならば、無料版で充分なのかもしれない。そもそも「桃鉄」の本当の面白さとは、プレイ年数「99年」からなのであり、たかだか20年に増えたくらいではあまり意味はないのだ。

ただ無料で遊ぶ分には、桃鉄の雰囲気も楽しさも適度に味わえるので、ちょっとした時間潰しやストレス解消にちょうどいいだろう。

初めて桃鉄に触れる新世代が、旧作への興味を持ってくれるキッカケともなってくれるかもしれない。そういった意味では全く意味のないゲームというわけではない。いつかまた素晴らしい「桃鉄」がプレイできることを願うばかりである。

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