Wataru Takahashiが提供する「Ludiger」は、相手の本拠地(ルディガ)を攻め落すことを目的とした戦略ボードゲームです。
日本の将棋のようにコマを動かしながらルディガの破壊を行っていくので、将棋を少し簡略化したような手軽さのルールとなっている一方で、戦略性が損なわれないように様々な工夫が成されているゲームです。
ストーリー
死を司る神フェンリアと3人の古代神の中から1人を選択して、ほかの軍勢のチップを駆使しながら、敵の本拠地を破壊して勝利へと導くというストーリーです。
公式のアプリ紹介
ゲームシステム
Ludigerは全く新しいルールのボードゲームとなっていて、相手と自分が交互にコマを進めながら敵の本拠地を攻め落すことが目的のゲームです。
将棋のようにコマ毎に移動や攻撃を行える場所が異なっているので、同じような感覚で楽しめるようになっています。最初に、実際のプレイ画面は次の画像のようになっています。
画面上部に集まって表示されている赤いコマが敵、下の青いコマが自身のものとなっていて、これらのコマを交互に動かしていきながら相手の城が描かれたコマをとることが目的のゲームです。
それぞれのコマにはHPや攻撃力が設定されていて、将棋のように同じマスに移動して取るのではなく、コマはその場所に留めた状態で攻撃を行うことになります。
また、1枚目や2枚目の画像の中出緑色の髪をしているコマが特殊な古代神となっていて、バトルを始める前に3種類のなかから一つ選べるところが面白いです。
古代神は将棋で言うところの飛車や角のような動きをするなどかなり強力な性能をもっているので、これらの使い方が勝利へのカギを握ります。2枚目の画像が自身のターンの画面で、移動出来る場所は明く、特定のコマをタップすることで攻撃できる場所は赤く表示されています。
例えはここではd5の位置にある魔法のコマを選択していますが、b3のコマをタップで攻撃することで一撃で破壊できるというような状況となっています。3枚目の画像では、b5にあるコマの下に赤い丸のマークが表示されていますが、これはすでに一度攻撃をくらったという印です。
重要なコマは何回か敵からの攻撃をたえることができるのでそのシステムも上手に利用しながら戦略的に進めていけるゲームとなっています。
次に、モード選択画面はこちらです。
ここではCPUやオンラインで他のプレイヤーと対戦するモードを選ぶことができます。
ワンボードというのは同じ端末を用いて2人で対戦したいときに利用できるものですので、最初はこれでコマの動きを覚えながら初めていきましょう。
最後に、設定画面はこちらです。
ここではCPUの強さや選択する古代神の種類などを変更することができるようになっています。
ただ、ルールを覚えるまではCPUを「弱い」に設定していても勝つのは難しいレベルの難易度になっていますので、最初は弱い状態で練習しましょう。
総合評価
チェスや将棋を模したルールとなっていますが、それぞれのコマに攻撃力や体力が設定されているのが特徴的なゲームです。
将棋のように敵のコマを再度利用することはできませんので、自身の戦力を削られないように上手に進めていかなければなりませんが、「攻撃した後にその地点まで移動を行わない」というシステムのせいで少し戦略性に欠けているのではないかと感じました。
また、コマがその場で攻撃をできるというルールのせいで、先にコマを相手側に動かした方が不利になってしまいますので、CPUと戦っているときには戦況を動かすためにどうしてもこちらから動かさないといけない点も残念です。
一戦一戦は数分でおわりますので、このような新たなルールのボードゲームをやりたい方や、他のプレイヤーとリアルタイムで対戦したい方は楽しめるのではないでしょうか。