スーパーファミコンで最後に発売されたFFシリーズ、ファイナルファンタジーⅥがスマホアプリとして登場!
コマンドや移動方法などはスマホ独自の仕様になっているが、ゲームのシステムやシナリオ自体は完全に移植したものとなっています。
当時FFシリーズは新作が発表されるたびに、画期的なバトルシステムや育成システムを導入しており、このFFⅥでは「魔石システム」を導入。
これまでのFFでは魔法は魔法職が習得するものであり、ジョブによって魔法を使えたり使えなかったりというものだったが、このFFⅥでは魔石を装備すれば召喚獣の召喚が出来るようになり、召喚獣の適正に合わせて装備している本人が魔法を覚えていくというシステムに一新!
当初はこのシステムに困惑を示したファンもいたが、やってみるとこれが面白い!
また、キャラクターによっては技を格闘ゲームのようにコマンド入力しないといけないという試みも行っており、新たなFFの形を示した作品となった。
アプリ移植にあたって、これらのシステムは全て完全移植されていますので、当時のファンも、名前は聞いたことあるがやったことの無いというかたも、まずはFFⅥでファイナルファンタジーの世界を楽しみましょう!
ストーリー
かつて人間と幻獣が共存していた時代に、人間たちは幻獣の力を借りて戦争を引き起こしてしまう。
この世のすべてを焼き尽くした「魔大戦」――
その終結と同時に幻獣たちは、己の力が人間に悪用されることを恐れて幻獣界へ姿を隠してしまい、彼らが持つ「魔導の力」は人間界から消え去ってしまった。
悪夢のような大戦から1000年、ふたたび戦禍が大地を覆う。
魔大戦から復興を遂げた世界で、世界征服をたくらむガストラ帝国の皇帝が失われたはずの魔導の力を復活させたのだ。
帝国はその力で強大な軍隊を率い、周辺諸国を次々と滅ぼしていった。
そんな中、世界を守るため、復讐のため、自分の生きる意味を探すため・・・・多くの者がそれぞれの思いを胸に反帝国組織リターナーに身を寄せ、帝国に抵抗を試みる。
双方の衝突は、やがて幻獣をも巻きこみ、世界の存亡をかけた戦いへと発展していく。
ゲーム概要
FFⅥはFFシリーズ特有のジョブチェンジシステムではなく、ストーリー上にそれぞれ個が存在し、ストーリー性を強く持たせるために魔石システムを導入する。
魔石は幻獣の力が宿る石で、装備することで1回の戦闘で1回だけ幻獣を召喚することが可能となり、また幻獣の特性に沿った魔法を覚えることが出来ます。
仲間になる登場人物は計14人とかなり多く、それぞれのキャラクター特有のオリジナルコマンドが存在していたため、プレイヤーは自分の好きなキャラでクリアを目指すことが可能となっていた。
登場人物
FFⅥでは決められたシナリオの中では同行するメンバーが決まっていますが、最後は最大14人の仲間の中から自由に4人PTを組むことが可能になっています。
- ティナ = 魔導の力を生まれながらに持つ少女。帝国に利用され、兵器として帝国に使われていた。実は人間と幻獣の子供。
- ロック = 反帝国組織リターナーに所属しているトレジャーハンター。ティナを偶然助けることで、帝国との戦いに本腰を入れることとなる。
- エドガー = あらゆる機械を使いこなす若き王。表向きは帝国と同盟を結んでいたが、実は裏でリターナーに席を置く帝国への反抗勢力。
- マッシュ = エドガーの双子の弟。城を出て格闘家として精進する日々を送る中で、兄と再会し帝国と戦う決意をする。
- シャドウ = 報酬さえ貰えればどんな依頼もこなす冷酷な暗殺者だが、ティナを捨て身で助けようとする一面も。
- カイエン = ドマ国に使えるサムライ。ケフカにより主君と妻子を失った矢先、マッシュと出会いリターナーと共闘することとなる。
- セリス = 帝国に英才教育を受けてきた帝国将軍。帝国に反発したことで幽閉されるがロックに助けられリターナーと戦う決意をする。
- セッツァー = 飛行艇ブラックジャック号の所有者。セリスの度胸に惚れこみ、一行に加わることとなる。
- ガウ = 魔物が生息する獣ヶ原で育った少年。マッシュとカイエンから好物の干物を貰い、恩返しとして一行に加わる。
- ストラゴス = 魔道士の血を受け継ぎ魔導の力を持つ。幻獣を魔石化している帝国を危険視し、帝国に立ち向かう。
- リムル = 絵筆で描いた幻獣を実体化させる能力を持つ、現代版の召喚士。ストラゴスの孫で、こっそり一行に同行する。
- モグ = 幻獣ラウムの教えで言葉を話せるようになったモーグリ。ラウムのお告げに従い、ティナ達に同行する。
- ゴゴ = 生粋のモノマネ師。偶然あったティナ達のモノマネをして、帝国討伐することに。
- ウーマロ = モグを親分と慕っている雪男。モグが命じるままにロック達の仲間になる。
- ケフカ = ガストラ皇帝腹心の魔道士。女性や子供でさえ簡単に手にかけてしまう残忍さを持ち、遂には皇帝さえも裏切り魔導の創造主である三闘神を我が物とし、神として君臨する。
通常仲間になるような重要キャラクターは必ず仲間になりますが、FFⅥでは一部のキャラは特定イベントをスルーすると仲間に出来ないという思い切った設定に出ている。
仲間に出来ない代わりに手に入る希少なアイテムもあるので、どちらを選択するかはプレイヤー次第!
?オリジナルコマンド
FFⅥの最大の魅力と言っても良いオリジナルコマンドシステム。
キャラによって様々なオリジナルコマンドが1つずつ用意されており、このオリジナルコマンドがFFⅥをより面白くさせています。
代表的なオリコマは以下の4つ。
- スロット(セッツァー) ⇒ どのような行動に出るかはスロットの出目次第!777が揃うと・・・・!?アクセサリーの「へいじのじって」を装備するとスロットが”ぜになげ”に変わる。
- ひっさつわざ(マッシュ) ⇒ コマンドを入力して必殺技を繰り出します。強力な技ほどコマンド入力の難易度が高くなる。
- 機械(エドガー) ⇒ 特定の機械(武器)を所有していると使えるコマンドで、MPの消費なども無く使い勝手の良いオリジナルコマンドの1つ。
- ものまね(ゴゴ) ⇒ 直前にアクションを起こした仲間の真似をします。真似出来ない技は無く、ものまねもかなり重宝します。
もちろんこの他にも様々なオリコマが存在しますので、何を選択し、誰をPTに入れるかはあなたの好み次第です。
魔石
幻獣の力が宿る石とされており、幻獣の意思によって魔石化することがあるが、帝国はこれを人工的に行っており、捕獲した幻獣を強制的に魔石化しています。
一部を除くメンバーは魔石を装備できるようになっており、魔石を装備することで魔法を覚えます。
キャラクターがレベルアップしたときに付けていると、魔石が持つ成長ボーナスの分だけ力や魔力などのステータスが上昇します。
レベルアップのタイミングを把握し、そのキャラにあったステータスを上げれるように工夫しましょう。
総評
これまでのFFシリーズの中でも最もストーリー性が強く、FFⅥの世界観にどっぷりハマリ込んでしまいます。
またシステムも面白く、ついついやり込んでしまいますよね。
スマホではコントローラーがないので、全て画面上で操作を行う必要があるため、戦闘シーンではPTメンバーのステータス表示場所がオリジナルと異なります。
また、移動の際は矢印ボタンが無く、行きたい方向にスライドさせる方式になっています。
その為なれないと少々操作しにくいかもしれませんが、戦闘時に影響が無ければ何の問題もないかと思います。
オリジナル作品をそのままリマスターし、スマホ用に少しいじっただけなので、オリジナルとほぼ同一の内容です。
ケフカとのバトル、今もう一度楽しまれてください。