FINAL FANTASYⅡ

Android iPhone

Android:800円
iOS:960円

株式会社スクエアエニックス

RPG, ゲーム

プレイレビュー

投稿日:2015年05月25日

投稿者:サチオ

RPGゲームの王道FFシリーズの第2弾、FINAL FANTASYⅡがリメイクを果たし、スマホアプリとして登場!

FFⅠの次回作として注目を集め、満を持して発売されたFFⅡは、その期待以上のクオリティと新たなシステムを導入し、ファイナルファンタジーシリーズを不動のものとする布石となった作品です。

当時のRPGとしては様々な面で異質な作品となっており、レベル制を撤廃し武器・防具の熟練度によってキャラクターを強化するシステムや、出会った人々との会話の中で出てきた言葉を覚えて、その言葉を別のキャラクターとの会話の中で使用することで物語が発展していく「ワードメモリーシステム」などを導入。

FFシリーズはどの作品も、前作と同じシステムを絶対使用しないというポリシーが垣間見えるので、発売のたびに私達をドキドキさせれくれます。

今回のアプリはそのFFⅡのリメイク版となっており、グラフィックを一新し、ゲームミュージックもオリジナルを活かしたクオリティの高いものに仕上がっています。


購入

ダウンロードはAndroidで800円、iPhoneで960円となっております。

ゲームソフトを買うより断然安いですよね。

バグ報告は度々あがるものの、改善されているものも多いようです。


ストーリー

長くつづいてきた平和は、突然終わりを告げた。

パラメキア帝国の皇帝が、己が欲望を満たさんとし、魔界から無数の魔物を呼び出して世界征服に乗り出したのであった。

世界各地の主要国や町は、魔物の手によって次々と攻め滅ぼされ、支配下に置かれていった。

フィン王国の下、パラメキアに抵抗するため組織された反乱軍はにおいて立ち上がったものの、帝国の総攻撃により本拠地たるフィン城を奪われ、辺境の町アルテアへと撤退を余儀なくされてしまう。

帝国の襲撃により両親をなくし、帰るべきところを失ったフィン王国の若者・フリオニール、マリア、ガイの3人は、反乱軍の指導者ヒルダとその側近ミンウに助けられたことをきっかけに、反乱軍に加わりパラメキア帝国討伐へと踏み出す。

それは、幾人もの同志たちの犠牲を乗り越えねばならない、つらく苦しい戦いのはじまりでもあった……。


ゲーム概要

FFⅡはある種の当時開発会社であったスクエアの挑戦でもあったと思います。

当時のRPGゲームで、ここまでシステムを一新したシリーズ作は無かったように思います。

冒頭でも記載した通り、レベル制を撤廃して熟練度制を導入

これにより武器も魔法もとにかく回数をこなして使わないと強くならないという、現在では「マゾい」と言われかねないシステムを1988年発売のゲームに導入したのです。

現在ではオンラインゲームのほとんどがマゾいゲーム使用で、FFⅡと似たシステムのRPGも多数存在しますが、それを何と27年前に期待されていたFFⅡでやってしまったのです。

当時は批判的意見も多かったのですが、今思えばRPGに対し先見の明を持ち、果敢に挑戦した結果だったのかもしれませんね。

リメイクはされたものの、今プレイすると改めてFFⅡの凄さに驚かされます。

その特徴的なシステムをメインに、プレイする前の予備知識としていくつかシステムをご紹介します。


熟練度

レベル制撤廃とは本当に思い切ったことをやったものだなと関心させられます。

この熟練度システムは、戦闘で経験値を獲得できない代わりに、武器や魔法を使った分だけ熟練度を戦闘終了時に獲得できるというもので、極端なところ味方を攻撃してもOKです。

戦闘終了時に獲得した熟練度ポイントが100になると熟練度レベルが1上がり、最大で16レベルまで上げれることが出来ます。

熟練度レベルが上がると、攻撃力や攻撃回数、魔法威力や魔法成功率が上がります。


ステータス

ではレベル制ではなく、熟練度に重きを置いたシステムであれば、キャラクター自身は全く成長しないのかといったらそうではありません。

ステータスはその能力を戦闘で使ったかどうか?という観点で成長していきます。

例えば「たたかう」というコマンドを使用すれば「力」が上がり、敵から攻撃を受けると最大HPが上がるといった具合に、人間と同じリアルな成長をゲームに適応させました。

ここで問題になるのが、攻撃を受けなくてはHPも防御力も上がらないという事で、戦闘に突入して数ターンは防御に徹しなくてはならないという、遠回りせざるを得ないシステムでした。

RPGを最短でクリアして友達に自慢したい!という人にとって面白くないシステムだったことは間違いありませんね。


魔法

FFⅡの魔法システムも少し変わった仕様でした。

通常魔法使いが白魔法と黒魔法に分かれていますが、FFⅡではそういった概念は無く、魔法の書さえあれば誰でも自由に魔法を覚えることが可能でした。

ただし覚えることが出来る魔法の数は1人につき16個までで、考えて魔法を覚えさせなくてはなりません。

ちなみに、FFシリーズで有名な白魔法「アルテマ」はFFⅡが生みの親になっております。

余談ですが、魔法の書は魔法を覚えるためと、戦闘中であれば1度だけMPを消費せずに魔法を使えましたが、バグを利用すると魔法の書を装備するが可能となり、かなり強くなりました。

残念ながらリメイク版では出来ないようですね。


追加ダンジョン

FF1に続き、リメイク版ならではの追加ダンジョンが今回も健在です。

今回は「ソウル・オブ・リバース」と「秘紋の迷宮」が追加ダンジョンとして登場!


グラフィック

オリジナルのFFⅡを期待していた人からすると残念なグラフィックにはなりますが、リメイクされて現代風に生まれ変わっており、スマホアプリとしては問題の無いクオリティになっております。

レビュー等でグラフィックを指摘する声もありますが、それは欲張りなのでは?

オリジナルのFFⅡと比べると格段に綺麗になりましたし、スマホゲームとしても文句の付けようがありません。


音楽

オリジナルのBGMを多トラックで編集しなおした、オリジナルを活かしたBGMになっています。

FFⅡらしさを出すにはもう少し手を抜いても良かったのかもしれませんが、リメイクなのでこのくらいの編集が妥当な線ですね。

FFⅡをリアルタイムでプレイしていた私でも、何の違和感も無く遊ぶことが出来たので、全くの合格点です!

投稿名:FINAL FANTASYⅡ |カテゴリ:RPG|投稿者:|投稿日:5月25日

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