RPGゲームの歴史を作ってきたファイナルファンタジーシリーズの原点が、新たにリメイクされてスマホアプリとして登場!
他の人気RPGスマホと比べると安価で、エンディングまでのプレイ時間を考えるととても割安の設定になっています。
ファイナルファンタジーは知っていたとしても、FFⅠをプレイしたことがあるという方は少ないのではないでしょうか?
グラフィックやゲームミュージックなども現代用にアレンジされており、初代FFという感じはしませんが、ゲーム内容に関しては当時のままになっています。
FFファンであれば見逃せない名作!
ストーリー
「風」「水」「土」「火」の4つのクリスタルに支えられたこの世界。
“2000年の時の輪”が作り出す定められた運命より、今闇に飲まれ滅びようとしていた。
人々は恐怖と不安に震えながらも、希望をもたらすひとつの予言を信じて待ち続けた。
「この世 暗黒に染まりし時 4人の光の戦士 現れん」――
やがて、4人の若者が長い旅の果てにコーネリアの地にたどり着く。
4つのクリスタルの力に導かれ、クリスタルに輝きを取りもどす伝説の勇者・光の戦士。
彼らは自身が何者かもわからぬまま、予言に従い闇と戦う冒険に出る。
旅の中で戦士たちは知る。世界を包む暗闇の正体もまた4つの力であることを。
歪んでしまったクリスタルの力を正しい方向に導く者として、光の戦士たちは時を越えて立ち向かう。
ゲーム概要
昔のFFといえば、ジョブシステムや魔石システム、アビリティシステムなど、様々な革新的システムを打ち出してきたイメージが強いが、FFⅠではビジュアル面で大きく進歩した作品ともいえます。
当時ドラクエのようなRPGが多く、FFのように攻撃の際に剣を振りかざすジェスチャーをするというのは斬新でした。
また、その後のFFに繋がるようなジョブシステムの原型も見受けられますので、簡単にまとめてみたいと思います。
ジョブ
ジョブは計6種あり、ゲームスタート時にジョブを選択します。
FFⅠでは最初に決めたジョブが、ゲーム途中で変更出来ないというシステムだったので、最初にどの職を選ぶかが特に重要になります。
- 戦士
- シーフ
- モンク
- 赤魔術師
- 白魔術師
- 黒魔術師
クラスチェンジ
ゲーム中盤で、ねずみのしっぽを竜王バハムーとに見せるとクラスチェンジが可能でした。
クラスチェンジは、元となるジョブをグレードアップさせ、より強力なジョブへと成長させます。
これは後にドラクエⅢでも同様のシステムが使われましたね。
- 戦士 → ナイト(クラス専用品が装備出来るようになり、白魔法も一部使用可能)
- シーフ → 忍者(戦闘面が強化され、黒魔法も一部使用可能)
- モンク → スーパーモンク(強くなる)
- 赤魔術師 → 赤魔導士(覚えられる魔法と、装備出来る装備品が増える)
- 白魔術師 → 白魔導士(白魔法全てを使えるようになる)
- 黒魔術師 → 黒魔導士(黒魔法全てが使えるようになる)
スーパーモンクというネーミングは今となってはかなり適当な感じがしますね(笑)
魔法
初期のFFでは魔法は買うものでした。
ストーリーを進めて、新たな町にたどり着くとまず真っ先に確認するのが新しい魔法が無いか?という事でした。
魔法は最終段階のLv8まで店で購入するという形をとっており、新しい魔法が出るたびに金策に走るという事がほとんどでしたね。
ボス
オリジナルのFFⅠでは各クリスタルに対応したボスと、ラスボスが存在しました。
- リッチ(土のカオス)
- マリリス(火のカオス)
- クラーケン(水のカオス)
- ティアマット(風のカオス)
- カオス(ラスボス)
ガーランドという序盤に出てくる雑魚ボスが、4体のカオスによって過去に生まれ変わった姿。
ソウルオブカオス(SOC)
これはオリジナルのFFⅠではなかったコンテンツですが、GBAでリメイクされてから追加されたダンジョンで、中にはラスボスカオスよりも遥かに強力な敵が待ち受けています!
土のカオスを倒せば土のSOCが開き、火のカオスを倒せば火のSOCが・・・というように属性に応じた場所が開きます。
SOCのボスは他のFFシリーズのボスがその役を担っており、みんなに愛されているギルがメッシュなども登場します。
土→火→水→風と順を追うごとにボスもより強力になります。
SOCのボスを倒すと確実に貴重なアイテムを落としてくれ、更には何度でも倒すことが出来るので、次のSOCボスを倒すためにも何度か足を運んでよりパーティーを強化させましょう!
※注意※
iPhone向けのアプリではSOCは搭載されていましたが、AndroidアプリではSOCが存在しないというレビューも見受けられます。
公式コメントが無いのでなんともいいがたいですが、Androidユーザーの方は無い可能性も含めてダウンロードされて下さい。
グラフィック
オリジナルは当時のRPGの中でも綺麗なグラフィックとして有名でしたが、今回リメイクするにあたってオリジナルの世界観を壊すことなく、現代風のグラフィックに生まれ変わっています。
約30年前のゲームを綺麗な画面で遊べるというのはとても嬉しいですよね。
音楽
ファミコンでは3和音という限られた条件化の下でBGMが作成されていたので、現代のゲームに馴れている方にとっては物足りない部分もあり、なじみのある方にとっては懐かしくもあると思います。
しかし今回のFFⅠはリメイク版なので音楽も一新されていますが、オリジナルのイメージを壊さない範囲にとどめられており、スマホで楽しむには丁度良いBGMになっています。
スクエアエニックスになっても当時のFFを大切にしてくれるというのは、ファンにとって嬉しい限りですよね。