中国のサンボーン社から配信されている本作は、銃火器を美少女化された「戦術人形」による舞台を編成し、指揮して戦う、スマートフォン向けシミュレーションRPGである。
実は中国では2016年5月から配信されているという、実に息の長い作品であり、台湾やマカオ、韓国や北米などでもかなりの人気を博している。日本では2018年の7月にようやく配信開始。いつの間にか日本がゲーム後進国になってしまったような感すら覚える扱いだ。
しかし遅れた分、日本版では早見沙織や佐倉綾音など、人気声優によるボイスが新たに追加されている。シミュレーションRPGという以上に、キャラクターゲームとして高い価値を持つ作品となったようにも思えるのであった。
ストーリー
舞台となるのは、2062年の架空未来世界。
第3次世界大戦後の世界で、プレイヤーは民間軍事企業「グリフィン」の指揮官の1人なり、戦術人形による部隊を指揮し、謎の暴走と反乱を始めた「鉄血人形」と呼ばれる第2世代の戦術人形たちと戦っていくことになる。
奥深い設定の数々や、膨大な数の個性的で魅力的なキャラクターたちなど、ストーリー性も充分すぎるほどある作品である。
ゲームシステム
基本的には、戦闘というコンテンツでステージに挑戦し、勝利を重ね、ストーリーを進めていく。
他にもイベントステージなども随時更新されるので、日ごろからチェックしておく必要があるだろう。
ステージでは、まずマップ移動から。
行動ポイントを消費して自軍の舞台を侵攻させていく。
進んだ先のマスに敵部隊がいたら戦闘になる。
止まったマスは占領することができ、そのマスの種類に応じた恩恵を得ることができる。
バトルはセミオート形式。
プレイヤーはタイミングを見計らって、画面下部に表示されているアイコンをタップし、スキルを発動させて戦況を有利にすることができる。
ユニットが受けたダメージは、修復というコンテンツで治すことができる。
回復必要量に応じて時間がかかるので、修復に出す時は充分に注意しよう。
ステージの前後にはアドベンチャーパートが挿入されることもある。
またステージの最中でも、カットインが入って掛け合いなどが始まることもある。
ユニットは4つの資源とチケットの消費で生成することができる。
レシピの機能もあるので、単純なガチャよりは欲しいユニットを入手できる確率は高いといえるだろう。
部隊は多数編成できるようになっており、支援に出したり、探索モードで資源獲得を行わせたりもできる。
ユニットとは宿舎にて交流することも可能。
任務で獲得できるコインを使ったガチャで家具を入手し、自由にカスタマイズしてみよう。
グラフィックや音楽
元々は同人作品からスタートしたこともあってか、グラフィックなどはちょっと安っぽいところもある。色彩などが特に顕著で、全体的にのっぺりとしているような印象すら覚える。
しかし、実際にゲームを始めてみれば、演出面が優れているためか、あまり気にならなくなるだろう。
キャラクターデザインにバラつきがある点はさすがに気になってしまうが、200体を軽く超える数なので、それもまた味のようなものだと受け入れることができるかも。
日本版には前述の通り、豪華声優陣によるボイスが追加されている。上坂すみれに内田真礼、黒沢ともよに芹澤優と、人気実力共にある若手女性声優がズラリと並んでいるので、声優ファンも要チェックの内容といえるだろう。
総合評価
身も蓋もないことを言ってしまえば「艦隊これくしょん」の銃火器版といったところで、システムも似たようなもの。ただ、パクリゲームというわけでは決してなく、戦略性の高いバトルや暗めの設定とストーリーなど、独自性のあるものとなっている。
しかしながら、その戦略性の高さ故か、システムの説明に不足部分が多く、理解するには時間と労力が必要になる。
難易度も若干高めといえなくもないので、ヘビーユーザーを中心にオススメできる作品といえるだろう。
あとは銃火器を愛するミリタリファンや、シミュレーションRPGファン、そして美少女キャラクターが好きなユーザーにもオススメできるか。