ファイナルファンタジーの人気を不動のものとした名作RPGがフル3Dグラフィックで帰ってきた!
しかもスマホアプリでプレイ可能という、当時のファミコン世代にとっては驚きの内容になっています。
今では当たり前となった「ジョブチェンジ」や「召喚魔法」のシステムも、最初に導入されたのはこのスリーが始まりでしたね。
現行のファイナルファンタジーの流れを作ったといっても過言ではない本作ですが、このアプリゲームではDS版のシステムをそのまま組んでおり、オリジナル作品とは少々異なるシステムになっています。
3Dとなっって生まれ変わったFFⅢをゲームアプリで楽しみましょう。
ストーリー
大地震で出来た洞窟にやってきた少年。
彼はウルという村で育った親がおらず、村長に育てられたみなし子だった。
興味本位で洞窟へ出かけたが、そこで地中に埋まっていた風のクリスタルを見つけることになる。
そしてクリスタルから光の戦士としての啓示を受けてしまうこととなり、世界を救う為、3人の仲間と共に旅立つのであった。
ゲーム概要
デザインなどのグラフィックは一新されたものの、ゲームシステム自体は20年以上前のものなので、かなりシンプルになっています。
装備を強化することはできませんので、純粋に強い武器を入手して、より戦闘力を上げていくことになります。
ジョブによって攻撃内容も異なり、装備できる武器も変わってきます。
またFFシリーズのジョブシステムの特徴として、1つの職をマスターすると、アビリティーとしてほかの職でもとの特徴を受け継ぐことが出来る点です。
ジョブ
ジョブはクリスタルを発見する度に増えていきます。
以下はそのジョブ一覧です。
戦士(風のクリスタル)
攻撃重視のジョブになり、あらゆる武器や防具を装備する事が可能。
ジョブコマンドの「踏み込む」では、攻撃力が1.5倍になり、熟練度が上がるごとに0.1ずつ数値が上がります。
モンク(風のクリスタル)
こちらも攻撃重視型ですが、素手か爪、ナックルしか装備できません。
ジョブコマンドの「かまえる」は、防御+カウンターのコマンドになっており、敵の攻撃ダメージを軽減しつつ、通常攻撃の2倍のダメージをカウンターで与えることが可能。
ただし、敵から攻撃を受ければ1ターンで何度でも攻撃しますが、攻撃を受けなければ攻撃することなくそのターンを終えます。
白魔道士(風のクリスタル)
サポート系のジョブになり、回復系の魔法を司るジョブとなっています。
白魔法はLv1~7までしか使えません。
黒魔道士(風のクリスタル)
攻撃系魔法を司るジョブで、有名なファイアやブリザド、サンダーを使えるのはこのジョブとなっています。
使える黒魔法はLv7までとなっています。
赤魔道士(風のクリスタル)
白魔法・黒魔法の両方をLv5まで使うことができ、更には剣などの武器攻撃も得意とします。
万能型のジョブとなっており、序盤では重宝されるジョブです。
シーフ(風のクリスタル)
ダガーやナイフを武器とするジョブで、素早さが高いため攻撃回数も他のジョブと比べ多くなります。
単純に攻撃力だけを見るとイマイチですが、攻撃回数が多い分、合計の攻撃力は戦士を上回ることもあります。
ジョブコマンドは「ぬすむ」「とんずら」で、「ぬすむ」は敵モンスターからアイテムを盗むことが可能。
盗むことでしか手に入らない希少な武器防具もありますので、ボス戦は出来る限り盗んでいきたいとことです。
「とんずら」は敵から高確率で逃げることが出来ます。
狩人(火のクリスタル)
後列から敵を攻撃できる遠距離職で、戦闘中は前列が生きていれば安全な立ち位置で攻撃参加することが可能。
シーフ同様に素早さが高く、攻撃回数も多い。
ジョブコマンドは「みだれうち」で、後のFFシリーズで出てくるような便利な強力なコマンドではなく、1ターンに4回攻撃はしますが、1回の攻撃力が通常の20%しかなく、総合的に見ると攻撃力が落ちることになります。
ナイト(火のクリスタル)
守備重視のジョブで、瀕死の仲間がいると自動的に「かばう」が発動し、瀕死の仲間を敵の攻撃から守ってくれます。
攻撃力は高いものの、素早さが低いため、雑魚敵相手では空気になりがちです。
白魔法も使うことが出来ますが、Lv1の魔法しか使えません。
学者(火のクリスタル)
本を装備できる特殊なジョブ。
赤魔道士同様白魔法・黒魔法をLv3まで使えます。
最大の特徴は使用アイテムの効果が2倍になることで、攻撃系アイテム、回復系アイテムも全て効果は2倍です。
ジョブコマンド「しらべる」では、敵HPと弱点をチェックできる上に、敵に掛けられた魔法を解除するという効果もあります。
風水師(火のクリスタル)
こちらも特殊なジョブで、ベルを装備します。
最大の特徴はジョブコマンドの「ちけい」で、戦闘シーンによって攻撃内容が異なります。
「吹雪」や「かまいたち」など戦闘場所に合わせた強力な攻撃を仕掛けてきます。
問題は何のちけいが発動するか分からず、誰に攻撃をするのかも分からないという点です。
竜騎士(水のクリスタル)
戦士とナイトの中間職のようなジョブで、バランスの良いジョブといえます。
FFでは有名な「ジャンプ」を使用できるジョブとなっており、通常攻撃の1.5倍のダメージを与えます。
ただし、1度ジャンプすると1ターン近く降りてこないので、雑魚敵と戦うときに使用すると、終了しても戻ってこないという珍事に。(経験値は通常通り獲得可)
ジャンプ中は敵の攻撃を受けないので、ボス戦では重宝されるシーンも出てきます。
バイキング(水のクリスタル)
馬鹿力の持ち主で、重量武器を装備することが可能。
ただし、素早さが全ジョブ中最も低いので攻撃回数はかなり少なくなります。
ジョブコマンドは「ちょうはつ」で、敵の攻撃を自分に集中させるコマンドなのですが、成功率も低く、全体攻撃時は全く意味の無いコマンドになってしまいます。
魔剣士(水のクリスタル)
イメージとしては戦士が暗黒面に落ちたといった感じですね。
最大の特徴はジョブコマンド「暗黒」を使える点です。
初期のFFⅢでは結構人気があったと思いますが、自身のHPを20%削って敵に全体攻撃を与えます。
また、暗黒剣を装備できる数少ないジョブで、攻撃すると分裂するモンスターを分裂させずに倒すことが出来る特殊ジョブ。
幻術師(水のクリスタル)
現在では「召喚師」と呼ばれるようになったジョブで、誰しもが使いたくなるジョブですね。
当時は召喚獣を召喚するというよりも、モンスターを幻影を具現化して攻撃するといったイメージでした。
一新したFFⅢでは幻術に白・黒魔法の効果があり、同じ幻術でもランダムで白魔法の効果か黒魔法の効果のどちらかが現れます。
吟遊詩人
サポートジョブになっており、攻撃面ではあまり期待出来ないため、基本的にはジョブコマンドの「うたう」オンリーでの攻撃参加になります。
「うたう」は装備している竪琴によって効果が異なります。
装備が整っていない間は全く使い道のないジョブです。
?空手家(土のクリスタル)
モンクの上位職で、体力が高く、攻撃力も高い戦闘タイプです。
ジョブコマンドは「ためる」で1ターンためる事で次回ターンの攻撃力が2倍になります。
導師(土のクリスタル)
白魔法師の上位版で、全ての白魔法を使えます。
魔人(土のクリスタル)
黒魔法師の上位版で、全ての黒魔法を使えます。
?魔界幻士(土のクリスタル)
幻術師の上位版。
ただし、単なる上位版ではなく、幻術師のように白・黒魔法のどちらかが発動するということではなく、召喚獣の100%の力を引き出せるため、かなり強力な攻撃となります。
賢者(土のクリスタル)
白魔法、黒魔法、幻術の全ての魔法をLv8まで使えるという魔法のエキスパート!
ただし、MPが少なく、精神力も低いので魔法の効果も低く、召喚獣は白・黒のランダム発動となります。
素早さが低く、ターンが回ってくるのが遅いという難点もあるため、ボス戦では悩むところです。
忍者(土のクリスタル)
戦士系ジョブの上位職。
攻撃面では申し分ありませんが、防御面が脆いのが難点。
ジョブコマンドの「なげる」は、終盤かなり強力なコマンドとなります。
ラスボス戦などアイテムの消費を気にしない場面では、絶大な効果を発揮します!
たまねぎ剣士(イベントジョブ)
オリジナルのFFⅢと大きく異なるジョブ!
オリジナルではすっぴん=たまねぎ剣士となっており、最強の装備”オニオン”を装備できる最強職といわれていましたが、今回はたまねぎ剣士として独立した存在になっています。
白・黒魔法をLv8まで使えるものの、MPが低く、更には全ステータスが低いので、ライトユーザーには使い道のないジョブになっています。
ただし、Lv93になると劇的に強くなり、最強ジョブへと変貌を遂げます。
オリジナルとの相違点
オリジナルのFFⅢと異なる点がいくつかあります。
全てを羅列するのは難しいので代表的なものを上げるとすると、
- 隠し通路の発見の仕方
- ジョブシステムの一部
- 復活の泉
ジョブに関しては既に記載しておりますが、通常時一番困るのは隠し通路の発見です。
画面を2つの指でタッチし、広げると画面がズームアップします。
その画面で光っている箇所があれば必ず調べましょう。
隠し通路のボタンである可能性が高いです。
オリジナルでは変だなと思ったらタッチするだけでよかったのですが、本作では毎回ズームアップする必要があります。
そういった操作無しに通れる通路もありますが、こういった操作はオリジナルを知っている人からすると少々面倒です。
総評
このアプリ自体、「スクエアエニックス」さんが製作したものなので、クオリティーは文句の付けようがありません。
しかアプリには珍しくエラーが少ないという、スクエアエニックスのプロ意識を感じさせられます。
大人気ゲームの現代版なので、ゲーム自体はかなり面白く、オリジナルを知らない方でも間違いなくハマります!
RPGゲームの中でもイチオシのオススメ作品です。