空と大地のクロスノア、通称[空クロ]は『剣と魔法のログレス いにしえの女神』などの本格的スマートフォン向けRPGの開発運営を得意とするAimingと、中国最大のゲーム企業Tencentがタッグを組んで展開する、スマートフォン向けオンラインRPGである。
360度カメラアングルで楽しめる美麗な3Dグラフィックやオートバトルを軸としたバトルシステムなど当世風の作り込みがなされていて、2016年6月末から配信されたばかりだというのに、既に数多くのユーザーを獲得することに成功している。
ストーリー
プレイヤー(主人公)は異界の救世主となり、舞台となるハイドラの世界を滅亡の危機から救うための旅に出ることになる。
主人公は男3人(ファイター・ウィザード・スレイヤー)と女1人(プリースト)のいずれかを選択し、それを土台にしてキャラメイクする。
作ったキャラクターはバトルにも強制参加になるので、職業の選択は重要となるだろう。
物語は王道ファンタジーと思いきや、歴史や伝説の登場人物が入り乱れたりと世界観はごちゃまぜで統一感がない。
だがライトな文体できわめて平易に物語は進行するので、構えることなくのんびりと楽しめるはずだ。濃い物語性を期待した人にはちょっと合わないかと思うが。
ゲームシステム
まずは主人公となるキャラクターを選択しキャラメイクをしよう。4人のキャラクターには子安武人、石田彰、櫻井孝宏、悠木碧といった超豪華声優がキャスティングされているので、もし特に職業などに拘りがなければキャストで選んでみてもいいだろう。
ちなみに私は悠木碧が好きだが、またそれは別のお話しである。
他にも作中登場するキャラクターには、中村悠一に大原さやか、伊藤静に田中理恵といった有名声優たちがキャスティングされていて、仲間キャラクター集めについ熱が入ってしまう。
ちなみに田中理恵さんは山寺宏一の嫁さんである。
仲間キャラクターはスマートフォン向けゲームお馴染のガチャの他に、クエストやバトルで集めた「魂」を使って召喚することができる。
装備品もガチャやバトルで入手できる。
キャラクターに6つ装着すると進化が可能となり、ステータスアップだけでなくスキルを増やしたりすることができる。
クエスト攻略の他にも、デュエルという対人戦コンテンツが設置されている。
これはオンラインでどこかの誰かのパーティーを攻撃するといった内容で、もちろん逆に誰かから攻め込まれることもあるので守備パーティーも編成しておく必要があるのだ。
対人戦を勝ち続けると順位が上がり、報酬を獲得することができる。
ステージはスタミナ消費で挑戦できる。
バトルを連戦していくといった方式で、全ての敵を倒すとステージクリアとなる。
バトルはセミオートで進行するので、重要なのは事前に準備するパーティーの陣形と配置だ。
陣形の選択や職業に適した配置などによって、ステータスが大きく変化するだけでなく、戦闘を有利に進められるようになるので、ステージやパーティーの状況に合わせたセッティングが必要不可欠となる。
セミオートバトルなので、プレイヤーは状況に合わせてスキルボタンをタップしたり、幻獣を召喚したりすることだけが求められる。
あとはとにかく、カメラを360度自由にグルグル回せる。
好きなアングルから仲間たちの活躍を応援しよう。
グラフィックやBGMなど
クオリティは総じて高い。
メインとなる売りが360度カメラということもあって、キャラクターから背景に至るまでたいへんよく描き込まれている。
イベントシーンの動きなども迫力があって素晴らしい。
ただ絵に拘りすぎたせいか、もう1つの売りであろうボイスの使い方が甘く、ボリュームも少ないのが残念。
音楽もそこそこのレベルである。
プレイヤーの口コミ
何かPCのMMORPGのレビューを見ているような感覚になりました。
禁止文字の事を言われている人も多いですが、未成年者が利用している事もありそれは仕方が無いでしょう。
ゲーム性としては面白いと評判です。
面白いと思う。
行き詰まっては育ててクリアする感じでバランスはいいと思います。ただし課金をしないとすぐには強いパテは作れない…
無課金でも育てられるキャラがいるので時間をかけてやるのも良いかも
(*´∇`*) 2016/07/20
11章までクリアしました。
いまのところストレスなく遊べています。イベントに期待します。
ワールドチャット全ブロック出来るのに知らない人が多い。説明不足かと。
追記:剣鬼がものすごく強くこれの有無で大きくバランスが変わります。
特に12-13章以降はこのキャラがいないと詰まるのでこれからスタートの方はリセマラ推奨です。
毎日高級店に通えば17日で手に入れることも出来ます! 2016/07/13
様々な機能が搭載され配慮もされているようです。
トップクラスのゲーム、そして運営業者なのは間違いないようです。
総合評価
安定安心の王道RPGといったデキで誰でも気軽に本格RPGを楽しむことができるようになっている。
ただそれだけにヘビーユーザーどころか、多少スマートフォン向けRPGに慣れたようなユーザーでもこのように取り立てて独自性を感じられないシステムやゲームデザインでは、すぐに飽きがきてしまうのではないだろうか。
陣形というシステムの奥深さは先に進めば進むほど意味を持つし、奥深さを増すところなのかもしれないが、そこに至るまでが完全にポチポチ押すだけの作業ゲームになってしまっているのが実に惜しい。
もう少しバトルに独自性と面白さがほしかった。
総じてクオリティは高いのであくまでカジュアルにRPGを楽しみたいといったユーザー向けでオススメできる作品となっている。