3DダンジョンRPGの王道を闊歩するアプリ『Abyss and Dark #1 リル・マズアの遺跡』
20年以上前からファミコンやスーパーファミコンなどでこの手のジャンルのゲームは発売されており、グラフィックが発達した現在でも人気を集める普遍の人気ジャンル。
このアビスアンドダークは、王道も王道。
アプリゲームもかなり発展をとげましたが、そんな現在においてもこのようなレトロ感漂うゲームをリリースしてくれるのは、オールドゲームファンにとって嬉しい限りですね。
購入
現在はAndroid版のみの発売となっていますが、現在iPhone向けにも準備が進められており、今後の動向が楽しみでですね。
Android版では購入に1,200円かかります。
ストーリー
後に「神々の千年戦争」と呼ばれる創生時代の争いが、今もこの世界に影を落とす。
遥か古の時、無の空間に唯一生きる古の巨人がいた。
彼の名は「リル・マズア」
古の巨人は命が燃え尽きるとき、無数の神を生み出したと言われる。
それと同時に世界には多くの精霊が生まれ、エレメントが誕生した。
生まれた勢力を一つとした神だったが、その中には光と闇の勢力が混在し、次第互いを憎み、争うようになってしまう。
精霊もまた光と闇の勢力に別れ、光の勢力には人間と妖精、闇の勢力には悪しき怪物が誕生し、互いに争い千年以上の月日が流れていた。
人間は古の巨人が創造した自然の脅威に立ち向かうべく、修行、信仰、研究のために建設した「予見の塔」。
予見の塔は”賢者ダムド”が統べる場所で、自然に立ち向かうための知識が集約されていた。
ある時、大きな地震が人々を襲い、多くの命が失われた。
人々はダムドに救いを求めたが、予見の塔には悪しき怪物が徘徊していたのだった。
最上階にあるダムドの部屋に向かい、ダムドを救い出すのだ!
パーティーを作る
過去の名作といえば、「女神転生」や「ウィザードリー」「ダンジョンマスター」、最近では「世界樹の迷宮」や「エルミナージュ」など上げたらきりがなく、グラフィックの容量を要さないためかシステム面での発展が著しく、ゲーム中毒者をより一層毒に犯す作品が現在も尚続いている。
人気ゲームの必須要素である「簡易性」「やり込める」という点がやはり人気の最大要因だろう。
アビスアンドダークも同様で、簡単だがやり込み甲斐があり、しかもカスタマイズ性に富んでおり、ゲーム好きの方であれば是非ともプレイして頂きたい内容になっています。
このゲームは、簡単に言うとパーティーを編成して、ダンジョンをクリアしていくRPGゲームです。
アビスアンドダークの最も特徴的な部分は、”一度死んだら生き返らない”という点です。
RPGではご法度とも言えるシステムですが、いかに安全に冒険を切り抜けることが出来るかというリアル感を追求しています。
ルイの酒場
初めにルイの酒場ではパーティーに関するあらゆる変更が可能です。
パーティーを編成する
酒場にはダムドを救うため集った冒険者達が多数いるので、声を掛けてパーティーを編成します。
パーティーは6人編成になっており、前衛(F)3人、後衛(B)3人となっています。
その他この編成では、パーティーの解散、待機、欠員の補充(冒険者を加える)、冒険を外す、パーティー名の変更などが可能です。
稼働中の冒険者を見る
パーティーメンバーのステータスや装備、習得魔法などを確認、カスタムすることが出来ます。
待機中の冒険者を見る
酒場に集まっている冒険者を確認することが出来ます。
呪文の習得
呪文を習得するには呪文書が必要となります。
倉庫
持てなくなったアイテムを預けることが可能。
大事なアイテムを酒場の倉庫に預けるなど、無用心にも程がありますよね!
素材一覧
冒険で入手した素材を確認出来ます。
宿屋ねむり猫
宿泊所になっており、メンバーのステータスを回復するには宿泊させなくてはなりません。
宿泊はメンバー全員、個々での宿泊が選択可能。
高い料金を払えばより高い部屋で休むことが可能で、回復が早くなります。
始めたばかりでお金が無い間は、無料で馬小屋を解放してくれます。
武器屋ゴルドラ
武器、防具、道具、呪文書が売買されています。
冒険で入手した素材を使って武具の強化や生成を行うことも可能。
センド寺院
- 治療
瞬時にHP/MPの回復をしてくれます。
宿屋では日数が経過するため老化しますが、ここでは老化はありません。 - 仲間を預ける
状態異常に蝕まれた冒険者を預けて治療します - 寄進
神への感謝が必要です - 捜索依頼
冒険中に行方不明になった仲間を探してくれます。
救出を依頼することも可能。
冒険者ギルド
冒険者を作成することが可能です。
詳しい内容を記述すると長くなりすぎるので要点だけまとめます。
冒険者の登録
名前 → 種族 → 性別 → 性格 → 家庭の経済状況 → 年齢 → ボーナスポイント → クラス → 登録完了
名前は適当に決めて下さい。
種族は全部で10種あり、種族によって能力値も異なります。
性別はそこまで影響しませんが、ビビたる数値の変化があるようです。
性格は「善」「中立」「悪」の3種で、パーティーを編成する上で重要となります。
善と悪は同じパーティーに組み込めないのです。
回避作もあるようで、例えばダンジョンのキャンプ地に悪の仲間を残しておき、街で善PTを組んだ状態でキャンプ地に行けば編成出来ます。
家庭の経済状況によってボーナスポイントが変化します。
選択肢は「裕福」「貧困」「標準」の3つ。
貧困であればボーナスポイントも高くなるようですが、貧しいために初期装備が全く無い、魔法も覚えていないという状況になってしまいます。
難しいところですね。
年齢は3つの選択肢があり、「15~18歳」「19~22歳」「23~26歳」。
若いと初期能力値が低いのですが、若いと稀に秘められた力があることも!
成人していると成熟しているので能力値も比較的あがりますが、このゲームでは日数が経過すると老化現象が起こりますので、稀にステータスが下がることもあります。
ボーナスポイントは上記で選択した設定によって多くなったり少なくなったりします。
このボーナスをステータスに割り振り、役目に合ったステータスを上げましょう。
クラスは割り振ったボーナスポイントによって、なれる職業が決定されます。
もしパーティーに加えたいクラスがあれば、そのクラスに順ずるステータスを上げましょう。
街外れ
このコマンドで冒険に出たり、冒険を終了することが出来ます。
冒険に出る
冒険に出るとまず予見の地のキャンプ地にたどり着きます。
キャンプ地では仲間を探すなどのコマンドもありますが、飛ばします!
「立ち去る」のコマンドを選択し、予見の塔から出ますか?「いいえ」を選択するとダンジョンに突入します。
ダンジョンでは1コマずつ進みますが、左右にうっすら見えているボタンで操作します。
正直、初期段階ではかなり敵は強い!
クラスのバランスや装備の充実、とにかくRPGの中でも難易度は高いと思って挑んでください。
これはバトル画面になり、モンスター名の右側に( )で数字が記載されています。
これはモンスターの数を表示しており、6体もいると適当なコマンドを選択すると全滅しかねませんのでご注意下さい!
ダンジョンを通常歩いていて遭遇する敵に関してはさほど強くありませんが、扉を開けて遭遇した敵は結構強力なモンスターがいます。
まずはしっかり体制を整えて強力な敵に挑む事が重要です。
装備品が無い仲間がいないように。
全滅したらこのゲームはかなりやっかいなので、全滅だけではなく、仲間1人も殺されないように回復と攻撃のバランスをしっかりしましょう!
グラフィック・音楽
グラフィックはレトロ感があって、逆にいいですね!
しかし、ファミコン世代の年齢層には受け入れられても、スマホ世代の年齢層にはなかなか受け入れがたいのではないでしょうか。
音楽に関しては、グラフィックよりも現代向けで、このレトロ感に合ったBGMだと思います。
全体的に独特の雰囲気で、システム上カスタム性能が高いため、かなりのめりこんでしまう方も多いのではないでしょうか?