本作は、全世界1000万ダウンロードを記録している人気作品で、2018年6月19日より日本での配信がスタート。日本語化されただけでなく、ゲームバランスが修正され、コンテンツが追加されているので、他国より遅れた分、より完成度の高い状態のものを初めから楽しむことができそうだ。
ゲーム内容は3DアクションRPGで、MMOやハック&スラッシュの要素も加味されている。美麗なグラフィックによる爽快感溢れるアクションだけでなく、探索と育成といった深いやり込み要素をじっくりと味わうことができるだろう。
ストーリー
物語は、世界の希望である「光の水晶」を破壊せんともくろむ悪魔たちと戦う「守護者」たちの活躍を描いたダークファンタジー風味の作品で、プレイヤーはその「守護者」の1人となって、過酷な戦いに身を投じることになる。
基本的にはバトルを繰り返していくだけで、ストーリー性は薄め。いくらか進めていけば、対人戦や共闘戦など、マルチプレイコンテンツの方がメインになる。
ゲームシステム
ゲームを開始すると、まずはプレイアブルキャラクターを選択することになる。
一撃のダメージが多いパワー型のバーサーカー、素早い動きと連続攻撃でアグレッシブな戦い方ができるブレイドダンサー、遠距離攻撃や範囲攻撃で敵を一掃できる魔導士と、初期ジョブは3つが用意されているので、好きな見た目、あるいは自分のプレイスタイルに合ったものを選択しよう。
まずはメインクエストを進めていこう。
この序盤がチュートリアルにもなっており、操作方法やゲーム設定を理解できるようになっている。
ある程度シナリオが進めば、新しいコンテンツがどんどん解放されていくだろう。
フィールドはオープンワールドではなく、ステージごとに分かれており、スタミナ消費で挑戦することができる。
各ステージに提示された条件を満たしてのクリアで星を獲得し、一定数以上を蓄積できれば、豪華な報酬と交換することができるだろう。
操作はバーチャルパッドによる。
雑魚敵を一掃したり、規定時間クリスタルを防衛したりできれば、巨大ボス戦に挑戦ということになる。見事撃破し、ステージクリアを達成するのだ。
それにしても魔導士はスキルによっては何故か近距離攻撃があったりして、なかなかに扱い難かった。
ドロップしたアイテムをきちんとチェックし、装備していこう。
装備の変更は外見にも反映されるので、着せ替えの楽しみも味わえる。
ユニークな装備品も多々あり、これだけでもやり込み要素充分といえるものがある。
ログインボーナスなども豊富に用意されており、無課金でも問題なく強いキャラクターを作っていくことができるだろう。
カッコいい翼……たいへん気になる。
グラフィックや音楽
グラフィックは見事なもので、動きもたいへん素晴らしく、とても基本プレイ無料のゲームとは思えないほど。
エフェクトやサウンドの演出面も優れており、迫力あるバトルは一見の価値がある。
ただ攻撃を当てた時の感覚が薄かったりするせいか、バトルが作業の1つでしかないような、やたらと手応えのないものになってしまっているのが惜しいところであった。
また、キャラクターデザインがいかにも洋ゲーといった武骨なもので、カワイイが一切存在しないストイックな世界観となっているので、日本人ユーザーにはいささか抵抗感を覚えてしまう人もいるかも。
総合評価
本格ゲームの見た目というか雰囲気を漂わせている作品であるが、実際にやってみると、充実したオート機能や低めの難易度、サクサクとレベルが上がり続けるテンポの良さなど、かなりライト感のあるゲームだとすぐにわかるだろう。
だがそれでいて、コンテンツ数がとにかく豊富で、また多種多様なアイテムや育成要素が用意されていることで、やり込み度はかなりあるといえるものがあり、決してライトユーザー専門といった内容ではない。
オート機能を切ってしまえば、アクション性も高まり、手応えも一気に増す。やり方次第で、ヘビーユーザーでもかなり楽しめるようになっているのだ。