魔大陸の傭兵王

Android iPhone

無料

Team 犬も歩けば

RPG, ゲーム

プレイレビュー

投稿日:2017年12月11日

投稿者:サチオ

魔大陸の傭兵王は、剣と魔法の王道的ファンタジー世界を舞台にしたタワーディフェンス系RPGで、多種多様なユニットで構成された傭兵団を率いた大兵力バトルを楽しむことができる。

そしてそんな規模の大きなバトルが、オート機能や3倍速機能により、1ステージがたった数10秒で決着がつくようになっているところが特徴的。ちょっとした時間の隙間にも遊ぶことができる作品なのだ。

また、企業製作のゲームではなく、インディーズゲームということもあって、フットワークが軽いのも魅力の1つとなっている。放置でも稼ぎが行えるシステムや、ガチャをひたすら回せるサービスなど、とにかくユーザーフレンドリーな仕様となっていて、広告を見るだけで無課金でもとことん楽しめるように設定されている。

ストーリー

実は本作は「傭兵王~タッチで召喚タワーディフェンス~」という作品の続編にあたるもので、物語は前作の続きそのままとなっている。

なので、前作をプレイしていないと、初めは登場人物や置かれている状況がわからず困惑してしまうところがあるかもしれない。

ただテキストがなかなかに上手く、自然な流れで前作の顛末やキャラクターの相関関係などを語ってくれるので、いくらか進めていけばすぐに理解していくことができるはずだ。

2人のメインヒロインと魔王、帝国と異邦の大国の野望が交錯する戦記物語に展開していくので、ファンタジーノベル好きなどは、どんどん引き込まれていくことになるだろう。

ゲームシステム

ルールは単純で、自陣と真反対に位置する敵の拠点を落した方が勝ちとなる。

操作等も簡単なもので、20枚で組み上げたデッキからランダムで配布されるカードを出し、ユニットを出撃させ、自陣を守ったり、敵陣を攻めたりしていくという、誰でも気楽に遊べるもの。

ただスキルコンボやユニットの相性など、やり込むほどに戦術性は増していく。

単純な力押しでは勝てない、深いゲーム性のある作品だ。

メインストーリーのステージを進めていくと、合い間にアドベンチャーパートが挿入され、物語が展開していく。

まさしく王道といえるキャラクターから、個性の強い可愛いヒロインまで揃っており、ストーリー展開だけでも大いに楽しむことができるだろう。

ステージ数も多く、やり応え充分。

それでいて1ステージにかかる時間が極端に短いので、テンポよく周回プレイができ、アイテムやユニット集めに奔走することもできる。

課金石であるダイヤは、通常のステージクリアでもたくさん獲得することができるので、ガンガン回していくこともできる。

レベル上げや限界突破、軍備など、育成要素も備わっており、低レアユニットでも育て上げれば一発逆転の切り札になるかも。

また本作では、進行状況のリセットも可能となっていて、ユニットレベルなどが初期状態になる代わりに、大量のダイヤを獲得することもできる。そうして繰り返すほどにガチャを回せることになるので、どんどん強力なユニットを揃えていくことが可能なのだ。

グラフィックや音楽

グラフィックは、キャラクターデザインも含めて独特な味がある。塗りや質感の安っぽさこそいかにもインディーズゲームというものであるが、キャラクターの装飾から背景の細かな部分までもしっかりと丁寧に描き込まれており、たいへん好感が持てる。

バトル画面からメニュー画面にいたるまで、とにかく見易く、遊び易いという、整理整頓されたゲームデザインも高く評価することができるだろう。

システム面と併せて、とにかくユーザーの立場になって作られているような感覚を覚えることができる。

総合評価

インディーズゲームならではの柔らかさと、分かり易くて奥が深いタワーディフェンスのゲーム性に、王道ファンタジーの安定感が、ガッチリと上手く合わさった良作で、幅広い層のユーザーにオススメできる作品となっている。

コンテンツ数が少ないのは欠点であるが、それはこれからのアップデートに期待したいところ。そういった意味では、更なる伸びしろを期待できる、可能性に満ちた作品であるともいえるだろう。

スタミナ制限もなく、バトルの報酬だけでガチャでガンガン回していける設定になっているので、ストレスなく遊び続けられることができる。まずはぜひ、お試しいただきたい。

投稿名:魔大陸の傭兵王 |カテゴリ:RPG|投稿者:|投稿日:12月11日

魔大陸の傭兵王

Android iPhone

無料

Team 犬も歩けば

RPG, ゲーム

関連記事


魔大陸の傭兵王

このアプリをインストールする このアプリをインストールする