『Justice Monster Five(ジャスティスモンスターファイブ)』は、シリーズ累計1億本超えという驚異的な人気を誇るファイナルファンタジーの最新作「FINAL FANTASY XV」のスピンオフゲームとして注目を集めるゲームアプリ。
配信予定日が大幅に延期され2016年8月30日に待望の正式リリースとなった本アプリは、ジャスモンと略されるピンボールRPGで、引っ張り系のアクションゲームとは異なりピンボールアクションを基盤としたRPGアプリとなっている。
配信開始となった13時に即インストールし、数時間プレイした私の感想は、「FF15のスピンオフアプリだから遊べる!」というもの。これがFF15と関連したゲームでなければ恐らく遊ばないかな(笑)
しかし、小学生の頃からFFをプレイして育ったせいもあり、気づけばアプリを起動して遊んでいるんですよね。これがジャスモンの魅力なのか、バックにあるFFの魅力なのかは定かではないが、FFならば是非プレイしてほしい大注目のアプリだ。
ストーリー
「ジャスティスの戦い」
それは、モンスターたちが平和に暮らし銀河系ノヴァへと侵攻してきた”悪魔将軍ヴェキソス率いるバハムート大艦隊”と、正義を愛するヒーロー”ジャスティスモンスターズ”たちとの壮絶な戦いの歴史であり、ジャスティスモンスターズが命を賭して勝利した戦いは後世に伝説の戦いとして語り継がれることになた。
それから100年 ――
復活した悪魔将軍ヴェキソスは第三の眼・魔眼でモンスターたちを操ると、sの力を拡大し圧倒的な強さで再び世を支配した。
しかし、かつてノヴァを救ったジャスティスモンスターズはもういない・・・・
この大ピンチに立ち上がったのが、かつてのヒーローに代わる正義のモンスター”ジャスティスモンスターファイブ”!
世界を救う彼らの壮絶な戦いが、今始まろうとしていた。
やはりFFシリーズのスピンオフという事でストーリー性はかなり重要視されているようです。
アプリのサムネイルでもわかるように、正義のヒーローの中心となるのは、FFでは敵である「ボム」。ジャスモンにハマリ感情移入してしまうと、今後FFでボム遭遇しても攻撃できなくなる可能性がありそうで怖い・・・・。
ゲームレビュー
『Justice Monster Five(ジャスティスモンスターファイブ)』は1900年代初頭に登場し、アーケードゲームの礎を築いたピンボールゲームをモチーフとしたアクションRPGゲーム。
最近では引っ張り系アクションゲームの流行により、再注目されることもあったが、これらのゲームよりもより一層本格的なピンボール要素を取り入れているのが今回のジャスモンだ。
古代と近未来を融合させたFFの世界観にピッタリ合うゲームに仕上がっているのではないかと感じています。
プレイ方法は「引っ張ってボールを放つ」のではなく、どちらかというと「タップしてボールを飛ばす」という感覚でプレイするゲームで、FFに登場するモンスターや召喚獣が続々と登場するためFFファンであれば懐かしみながらプレイすることが出来る。
▲敵として登場するマンティコア
FFに馴染みがないという方でも、これまでにリリースされた引っ張り系とは一線を画すゲーム内容になっているので、新鮮な感覚で楽しむ事が出来るだろう。
基本システム
バトルは4体編成のチームで行われ、上の画像の赤枠内に表示されている紫の曲線内を左右に移動するモボールポッド(小型宇宙船)を、タイミングよくタップすることでピンボールのようにモンスターが弾かれ敵に攻撃するというもの。
ボールにも様々な性質があるので、一様にというわけではないが、基本的には上の画像のような方向にボールが飛ぶようになっている。本家のピンボールのように、ステージによっては障害物があったりするので、その反射も考慮した上でのプレイが必要とされます。
敵やボールには属性の概念があり、その属性によって強弱の相反関係が生じます。(詳細は後述)
敵との相性によってはモンスターの属性を変えて挑む方が効率が良くなりますので、その場合はバトルフィールドに出すモンスターを入れ替える必要があります。方法としては、画面最下部に表示されている入れ替えたいモンスターをバトルエリアにスワイプする事で交代可能です。
他にも、ステージに配置されたギミックにボールを当てゲージを貯め回転させることが出来る「ジャスティススロット」や、モンスター個々が保有する「スキル」などの要因も含まれており、プレイヤーの戦い方次第で強力な敵も撃破出来るようになっています。
操作方法
前項でも触れましたが、モンスターにはタイプが存在するものの、基本的にはボールと曲線の反射角の関係からタップするタイミングで発射方向が決まります。
この際、ボール射出方法は3つあり、状況によって使い分けが必要とされます。
- 通常アタック
- スライスアタック
- チャージアタック
スライスアタック
通常アタックは1度画面をタップするだけですが、スライスアタックはタップではなく左右にスワイプする事でカーブボールを射出出来るというもので、障害物などのギミックに敵が隠れている際に非常に有効です。
チャージアタック
チャージアタックとは、画面を1秒ほど長押しして指を話すと発生する特殊な射出方法で、この際モンスターのタイプに応じたアタック攻撃を行います。
モンスタータイプは、モンスターアイコンの右下に表示されています。
- ピアッシング(P)=敵を貫通する
- バースト(B)=衝突すると爆発
- クライム(C)=壁を登る
ピアッシングとバーストに関しては通常アタックと同じ射出角度となりますが、Cの場合は壁をよじ登るため、射出位置から近い壁方向に飛び、そのまま壁を伝い上部に飛んでいきます。
上のように敵がギミックに囲まれてしまっている場合は、クライムで壁伝いに上から攻撃する方法が最も簡単な方法と言えますので、状況に応じたタイプの使い分けが必要となります。
属性
ギミックが複雑な場合はタイプの使い分けが必要とされますが、基本的には通常射出で攻撃できるパターンがほとんどなので、どちらかというとモンスターと敵の属性相性に気を配る必要があります。
ジャスモンでは6つの属性【火・水・雷・地・光・闇】が存在し、以下のような属性関係が成立しています。
[火水雷地]は4つ巴の関係であり、[光闇]は互いに相反関係。また、[光闇]と[火水雷地]の大枠にも関係性がり、[光闇]の方が強いという属性関係図になっています。
与えるダメージは、強い属性で攻撃すると1.5倍、逆に弱い属性で攻撃すると0.5倍のダメージ量となりますので、いかに属性を意識したモンスター選びが必要かという事が分かると思います。
ジャスティススロット
ステージのギミックにモンスターが当たる度に、画面中央のゲージが貯まっていくというシステムになっています。
この状態出ればゲージが貯まっているので、次にギミックに当たればスロットが回転し、3つのリールの内2つ以上同じ絵柄が揃えば、その絵柄に対応した効果が得られます。
基本的にはずれはなく、何かしらが当選するようです。
- JACKPOT ・・・ ゲーム内通貨大量獲得
- CHOCO DURE ・・・ 味方モンスター全員のHP回復
- BONUS ・・・ スコアボーナス
- DOINKI ・・・ 敵への全体攻撃
- TREASURE ・・・ クリア時にアイテム獲得
他にもレアパターンがあるかもしれませんが、確認できた中ではこれくらいでした。
ちなみに、1つのステージで使用できるジャスティススロットは4回までとなっています。
スキル
一定の攻撃を与えることでスキルゲージが貯まり、モンスター固有の強力なスキルを発動できるようになります。
▲代表的召喚獣ラムウの「裁きの雷」
画面下のモンスターアイコンの右半分。青のゲージが12時方向まで貯まればスキル発動可能になり、アイコンをタップするだけでスキルを発動することが出来ます。
スキルはフィールドに出ていないモンスターのものでも使用できますので、ボス等の場合はゲージが貯まっていれば連発することも可能です。ただし、ここで注意しなくてはならないのが、ラムウのように全体攻撃のスキルもあれば、ボールの周囲にしか攻撃範囲が及ばないものもあります。
そういうモンスターの場合もいつでも発動は可能なのですが、ボールを任意の方向に飛ばし、敵の近くに位置取ったタイミングでスキルを使用しなくては意味がありませんので、スキル内容を把握した上でタイミングよく使うようにしましょう。
モンスターの強化・育成
モンスターは編成に組み込み、バトルで使用することで経験値を獲得できます。
この他の育成要素としては、モンスターの各ステータスと、スキルレベルが育成対象となっています。
- HP(水) → モンスターの体力
- ATTACK(火) → 攻撃力
- Defence(地) → 防御力
- Tech(雷) → スキルゲージの回復スピード
- Luck(光&闇) → クリティカル発生率
これらのステータスを強化するには、( )内のクリスタルとゲーム内通貨のコインが必要となります。クリスタルはクエストの各ステージや、曜日ごとのイベントクエストで入手できるようになっていますので、自分が上げたいステータスのクリスタルを集中的に集めるようにしましょう。
クエスト
クエストには、ストーリーを進める通常クエストと、イベントクエストの2つがあり、イベントクエストは現段階で曜日クエストのみですが、今後様々なイベントが開催される予定です。
ガチャ
スタート直後のガチャでは、FFではお馴染みの召喚獣が獲得できる「スーパーヒーローガチャ」が開催されています。
- ラムウ(雷)
- シヴァ(水)
- イフリート(火)
- ゴーレム(地)
- バハムート(光)
個人的にはなぜ[地]属性の召喚獣がタイタンではないのかという不満がありますが・・・・。
スタート直後は報酬やキャンペーンで、ガチャに必要なゴールデンボール(GB)が貰えますので、11連ガチャに必要な250GBが貯まるまで我慢して回す方が得策でしょうね。
私の場合、必死に500個まで貯めて22連で回しましたが、獲得できた最高レアリティであるSRキャラは「シヴァ」姉さんだけでした。
しかし、さすがにシヴァ姉さんは強いので、かなり楽に進めることが出来ています!
ちょこっと攻略
序盤を楽に攻略するための方法として、2つのボールを使う!という方法があります。
これは使い分けるという意味ではなく、同時に2つのボールをフィールドに出して2つのボールで攻撃するという方法です。
一気に2つのボールで攻撃すれば、かなり楽に攻略できますので是非お試しあれ!
※バグの可能性もあるので、今後のアップデートで修正されることも考えられます。初期段階におけるプチ情報としてご活用下さい。
スキル使用時
スキルの項目でご紹介した、ボールの周囲に攻撃範囲が及ばないモンスターのスキルを使用する際に発生するもので、例えばAのモンスターをフィールドに出した状態で周囲攻撃スキルを持つ別のモンスターBのスキルを使用すると、スキル使用後にモンスターAが滞在している状態でモンスターBが登場します。
タイミングよく交代
クエストの各ステージでは1st/2nd/3rd Waveと3つのウェーブをクリアしなくてはならないのですが(中には4thウェーブまであるステージも)、ウェーブ開始直後に控えをスワイプで交代させると、交代ではなく2体同時にステージ参加できます。
これはバグの可能性が高いのですが、特にボス戦などは2体同時に参加させればかなり楽に倒せますので、是非お試しあれ!
総合評価
私はFFファンですが、冒頭でも述べた通りFF系のゲームでなければプレイは続行しなかったでしょう。ジャスモン単体としての評価は可もなく不可もなく55点といったところか。
元からスピンオフアプリという事でそこまで大きな期待もしていませんでしたので、期待値よりも若干勝っていたという感じかもしれませんね。
ゲームとしてのBGMやグラフィックは合格点。BGMはかなり気に入っていますし、グラフィックやイラストも初期のFFっぽさも残しつつ良い感じに仕上がっていると思います。
ピンボールゲームは本当に暇な時間にちゃちゃっと遊ぶゲームだと思っているのでが、ジャスモンの欠点としてアプリを起動させてからゲーム開始まで時間がかかるという大きな欠点があります。
今後のアップデートで是非解消してほしいのですが、立ち上げ時間がアップデートで解消されたという事例はあまりないので、難しいかもしれませんね。これが無ければもう強くお勧めできるだけに残念です。
ただ、FFファンであれば一度はプレイすべきゲームアプリだと思いますので、FF15を楽しみにしているというFFファンは是非ジャスモンで遊んでみてください。
FF15までのつなぎにはなるかもしれませんよ。
事前登録
↓クリックすると事前登録期間中の記事をご覧頂けます。