スマホ版PUBGだと思ったのですがそっくりなこの荒野行動はNetEase Gamesより全世界で配信されているバトルロワイヤルゲーム。無人島を舞台に100人のプレイヤーがリアルタイムバトルを繰り広げるという3Dアクションゲームだ。
オープンワールド級の広大なフィールド上で、自分以外は全て敵というサバイバル&バトルロイヤルな状況を楽しめる作品。
初めは素手でアイテムもなしの状態だが、フィールドに点在する民家などで武器やアイテムを調達し、強化し、銃や乗り物で他プレイヤーを倒し、たった1人の生き残りを目指す。
人間と人間による臨場感と緊迫感のあるバトルを楽しみたいというユーザーにオススメできる作品だ。
ストーリー
ストーリーは特に用意されておらず、設定もなく、プレイヤーには「選ばれし100人の兵士の1人」という立場だけが与えられる。いったい何のために戦うのかもわからない。
ただ対人戦ならではの人間ドラマというか、生々しさというか、生き様のようなものを味わうことができるだろう。
そもそもが殺伐としたテーマなので、プレイヤーの行動や言動が荒々しいのはちょっと注意が必要か。
ゲームシステム
ゲームを開始すると、まずはチュートリアル。といっても、基本動作くらいしか教えてくれないので、あとは実戦で何とか把握していくしかない。
とりあえず1戦始めてみると、いきなりパラシュートで降下することになり、どう操作していいのかわからず慌てふためくことになるだろう。
たぶんなんとかなると思うが、死にながら覚えるということもある。
とにかく色々試しながら、細かい設定調整を行い、自分に最もあったプレイスタイルを見つけ出していこう。
操作はバーチャルパッドで行う。左のスティック表示で移動し、右に表示されている各種アクションボタンで攻撃などを繰り出す。
初めは武器も防具も一切ない状態なので、建物などでアイテムを探し出そう。
時には空から救援物資が投下されることもある。これには強力な武器も入っているので、積極的に回収していくのもいいだろう。ただし、それを罠とするプレイヤーもいるから注意。
フィールドは広大だが、時間は無限ではない。経過とともに毒ガスが散布され、安全エリアがどんどん縮小していくようになる。
この設定により、膠着することなく勝負が決するようになっている。
死亡した時の順位で報酬が決まる。生き残った者が勝ちという世界だ。
なので、慣れない内はとにかく隠れるという方法も有効。
乗り物で走り回るという手段もある。プレイヤーの数だけ攻略法があるゲームなのだ。
報酬を集めてアバターや銃器をカスタマイズすることもできる。
バトルを重ねながら己を強化し、更なる戦場へと挑んでいこう。
ゲームモードがいくつか用意されており、複数でチームを組む、協力プレイを楽しむこともできるようになっている。
グラフィックや音楽
グラフィックは基本無料プレイのスマートフォン向けゲームとはとても思えないほどの高クオリティで、素晴らしいという他ない。
とにかくマップが広大で、探索するだけで充実感を味わえるほど。
また乗り物の種類やアバターのカスタマイズパーツが多く、やり込み要素も豊富である。
サウンド面が少々弱いように感じられたが、あえて抑え目にすることでリアリズムを優先しているようにも受け止められる。
操作性の微妙さというか、特に照準の難しさなども感じられたが、数10回とプレイしていけば慣れていけるはず。
総合評価
画面の作りはFPSともいえるもので、3D酔いなどがないユーザーなら臨場感たっぷりのサバイバルバトルを楽しむことができるだろう。
非日常の空間という以上に、基本的に銃で撃ち合うというかなり殺伐とした雰囲気なので、苦手に思う人も多いかもしれないが、例えば隠れ続けるという攻略方法もあり、様々なやり方で臨むこともできるゲームなので、やってみたら意外とハマることもあるかも。
クオリティも完成度もかなり高いので、一度試してみるのも悪くないはず。
思い思いのプレイ方法で、ヒリついた空気と熱い駆け引きを楽しめる作品だ。