本作は、ドット絵で描かれた世界とキャラクターでサバイバルゲームをするという内容の作品。一人称視点で銃火器を撃ちまくって他プレイヤーを倒していくというものなので、FPS(ファーストパーソン・シューティングゲーム)とジャンル付けしてしまってもいいだろう。
豊富な種類の武器を自在に操ることのできる、たいへん自由度の高い作品で、配信から長い時間が経つ今でも、多くのプレイヤーに愛され続けている。
近接戦に特化したキャラクターを作ったり、完全なスナイパーを作ったりと、自分のプレイスタイルに合わせた育成も可能なのが、この作品の面白いところだ。
ストーリー
ストーリーは特に用意されておらず、プレイヤーは突如としてこのかわいいんだか殺伐としているんだかよくわからない奇妙な世界に放り出され、バトルを繰り返していくことになる。
ゲームモードがとにかく豊富で、好きなように遊べるのがまた魅力的。
マルチプレイだけでなく、フィールドに多数出現するモンスターを狩りつつ最奥にいるボスの撃破を目指すキャンペーンモードなど、シングルプレイもかなり充実している。
四方八方から敵が押し寄せくるアリーナモードでは、無双ゲームのような楽しさが味わえることだろう。
ゲームシステム
画像はチーム戦モード。赤でネームが表示されているのが相手チームのユーザーである。
キル数が多い方が勝ちという実に分かり易い単純なルールなので、どんどん敵を倒して、チームの勝利に貢献しよう。
武器も防具も6種類ずつ設定でき、さらに手榴弾などのガジェットや、ペットまで連れて戦場に行けるという自由度の高さ。
好きな武器で好きなように戦っていこう。
農場のようなのどかなホーム画面。これもどんどんカスタマイズし、発展させていくことができる。
やればやるほどに楽しみ方が広がっていく作品といえるだろう。
武器も防具も数だけでなく、たいへんユニークなものまであるという多種多様ぶり。定番の銃火器だけでなく、魔法で攻撃できるスペルブックなどまで揃っている。
序盤は少ないコインしか稼げないので、まずは自分が一番扱いやすいと思える武器種を優先してアップグレードしていこう。
画面はデスマッチモード。自分以外は全て敵!というこれまた分かり易いルールだ。
プールサイドという狭めのフィールドだったので、この後ナイフによる近接戦に特化してめちゃくちゃキルした……。
グラフィックや音楽
ドット絵によるグラフィックは、まんま「マインクラフト」の世界のようであるが、だからこそ妙に親しみを覚えるというユーザーが多いのだろう。
それにしても武器やステージなど、あらゆるものがバリエーション豊富なのが驚きである。こんな武器で戦ってみたかった、こんなフィールドでサバイバルゲームをしてみたかった、という願望を全て叶えてくれているかのような多種多様さに、思わず興奮してしまうユーザーもいることだろう。
また、ホーム画面をどんどんカスタマイズしていけるという箱庭系ゲーム的な楽しみ方もあり、簡単には飽きがこない。
総合評価
まずはゲーム内容から、サバイバルゲーム好きやFPS好きにオススメすることのできる作品である。様々なシチュエーションを楽しめる豊かなゲーム性は、きっと高い満足感を与えてくれることだろう。
またとにかく収集や育成などのやり込み要素も豊富ということで、やり込み派のヘビーユーザーにもオススメできる。簡単には遊び尽くせない内容なので、長く遊び続けることができるはずだ。
さらにバトルへの入退室が軽快だったり、FPSにしては全体的に気楽な雰囲気に満たされていたりと、初心者やライトユーザーにも強く推せる作品である。常に大混雑のXLサイズフィールドなど、ちょっと試しに…といった気軽さで入室できるバトルモードばかりなので、遠慮なく自分のペースで楽しんでいくことができるのだ。
こうした幅広いゲーム内容により、幅広い層のユーザーにオススメすることのできる作品である。ぜひ一度、お試しでプレイしてみてほしいゲームだ。