『マジ恋 アパレル男子 』は、ファッション業界を舞台に繰り広げられる、女性向けの恋愛シミュレーションゲーム(通称「乙女ゲーム」)のスマホアプリ版です。
乙女ゲームの中でも人気が高いMeltyシリーズ作品で、シリーズ累計で100万ダウンロード突破するなど、乙女ゲームとしては高いダウンロード数が人気を裏付けています。
普通のRPGゲームとは違って戦闘などはなく、小説を読むように物語を読み進めていくタイプのゲームですので「ゲームは難しくて苦手だ」という女の子にもオススメ。
アプリ内での課金要素は発生しますが、課金をしなくても毎日読むためのポイントが5話分配布されますので、エンディングまで実質無料で遊ぶことができます。
ストーリー
主人公はキラキラしたファッション界に憧れるも、ことごとく採用を断られ続けている平凡な女の子。女性向けのアパレルブランド会社には落ちてしまったが、なんとか受けた男性向けブランドの「ROSE」へと入社を果たす。しかしそのまま、意味もわからぬ間に連れてこられたのは「ROSE」の工房だった。そしてそこで主人公は、彼女の運命を変えるかもしれない、三人の男性と出会う。
戸惑う主人公に知らされたのは、彼女にとって驚愕の事実だった。てっきり事務員として採用されたのかと思いきやそうではなく、なんと、「ROSE」が新しく立ち上げるガールズブランドの新しい「ミューズ」として……
「ミューズ」……それはブランドの象徴とも呼べるもの。
主人公はこれから、その三人の男性の中から一人を選び、彼とパートナーになりそれを目指すこと命じられるのだった。
登場人物
●主人公(名前変更可能)
「ROSE」に入社し、その日に「ミューズ」になることを命じられる。
社長曰く「50点」の容姿。
●松尾 リュウジ
11月15日生まれの26歳。
「ROSE」の服飾デザイナーを務める。
その言動には不遜なものが多く、いわゆる「俺様」キャラ。
度々主人公を凹ませるが、仕事の腕前は社長が一目置くほど。
●假屋崎 蓮
3月5日生まれの28歳。
「ROSE」のアイテムデザイナーを務める。
物腰が柔らかく、そこはかとない色気まとわせるフェロモン男子。
主人公にも最初から優しく接してくれる。
●桜庭 綾人
12月7日生まれの24歳
「ROSE」のパタンナーを務める青年。
口数が少なく、表情の変化もあまり見られない不思議系男子。
●黒木 大成
主人公の受けた面接の面接官の一人で、「ROSE」の社長。
傍若無人な振る舞いが目立ち、リュウジたちに「またですか」と言わせるほど頻繁に突拍子もない行動を起こしている。
●白川 梓
主人公の受けた面接の面接官の一人。
プレイ方法
まず最初に、ゲームを始めてすぐに流れるプロローグ部分を読み終えるとTOP画面に移行します。
TOPではストーリーを読んだり、キャラクター(攻略対象)の変更、過去に見たストーリーを読み返す「アルバム」などが見られます。中央のキャラクターは現在読み進めているキャラクターが表示されており、そのまま「ストーリーを読む」を押すとそのキャラクターのストーリーに進みます。
そこからのゲームの流れを簡単に言うと、
「ポイントを取得→TOPページからキャラクターを選択→ストーリーを読む」
といった流れになります。
ストーリーは数分ほどで区切られ、その度にポイントを消費してストーリーを読み進めていきます。その時途中でキャラクターを変えることもできます。
ストーリーを読むためのポイントは1日で満タンに戻りますが、「そんなに待てない!」という場合は「ショップ」や「購入」ボタンから購入することも可能ですよ。
ちなみに、「ショップ」で購入することでしか見ることのできない「外伝ストーリー」というものも存在しますので、課金に抵抗が無ければ是非こちらもお楽しみください。
総合評価
他の女性向け恋愛シミュレーションゲームでは、主人公のアバターを変更できるカジュアルゲームの要素を持ち、そのゲームが読めるストーリーに影響してくるものがあります。
しかしそういった要素は恋愛シミュレーションに留まらず遊べるのに対し、純粋にストーリーのみに浸りたいユーザーにとっては億劫であることも少なくなかったと思います。
このゲームはそういった要素は無く、物語を読む、ということに重点を置いているので、「物語に浸りたい」「他のゲーム要素が煩わしい」といった方にオススメできるかと思います。
ストーリーは「平凡な主人公が突然大役に抜擢され、イケメンと二人三脚で頑張る中で恋愛感情が芽生え……」という、いかにも乙女ゲームや少女漫画然といったものです。
でもそういった王道のものが好きな人が一定数存在するのも事実です。(実のところ筆者もその一人です……)
加えて主人公にあまり悲壮感が無く、攻略対象達があまり主人公に辛く当たらない。という点が、個人的に好感を持てました。